『む・しの音通信』No.41
2004年10月13日発行



「議会ウォッチング」第2弾で新局面へ
〜成果と課題を産んで、次回へつづく〜

「議会ウォッチングin武生」報告
        (報告・今大地はるみ)


 「議会ウォッチング」第2弾は、福井県武生市での開催となった。当日は、新聞に予告記事が掲載されたことで、市民8名、議員2名のほか、「む・しネット」会員6名(市民2名、議員4名)の参加者があった。
 採点シートの説明を受けた後、「いざ議場へ!」となったが案内板もなく、狭いエレベーターは5階どまり、傍聴席は6階とアクセスの不便さを痛感した。入り口には「撮影・録音不可」の傍聴規則の貼り紙があったが、ビデオの持込を申し入れたら、担当者には断られたが、事務局長の判断でOKがでた。
 午後2時、いよいよ安立さんの一般質問が始まった。武生市民以外は、初めての「回数制限なしの一問一答方式」に興味しんしん。休憩をはさみ次の福田議員の質問も傍聴し、3時半に終了。会場を移して、4時から意見交換会が持たれた。参加者は市民5人、議員6人、そのうち武生市民は2人であった。
 まず安立さんが議会報告をした後、議会のルールについて質疑応答をした。続いて安立さんと福田議員の一般質問に対してさまざまな評価と意見がだされた。「一問一答方式」に対する攻略法まで披露されるなど興味深い意見が相ついだ。女性を「君づけ」で呼ぶなどの慣例や、問題のある議会のルールの変え方についても解決策が示され、議員にとっては「議会改革の進め方」をGETできた。
 その後、傍聴席や市庁舎のハード面の不備について厳しい意見が続出。合併後、新庁舎建設になるというので「市民がチェックし提言していけばよいのではないか」との発言で締めくくられた。
 採点シートについての意見交換では、「設問が難しい」「傍聴しながらの記入は大変」など、見直しを図らなければならない点がいくつも指摘された。とはいえ、市民からは、「ウォッチングに参加してよかった」「これからも傍聴を続けたい」などの意見も出され
意見交換会は午後6時に終了。
 「議会を市民自身がチェックする」という目標に向けて、改善していかなければならない問題点が見えてきたという点においても、貴重な一歩となる武生市での開催であった。         


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「ウォッチング」されました!
        福井県武生市・安立さとみ


 「議会ウォッチングin武生」が無事終わった。本番が近づくにつれ、参加者が少なかったら、一般質問を失敗したら、と不安で一杯になった。そこでいつになく念を入れ、質問部分の長い原稿ができあがった。
 自分でもしゃべりすぎたと反省しているところに「いつもの迫力がなかった」「歯切れが悪かったが、いつもより大分抑えたのか」と今まで見ている市民参加者からの意見。会員参加者からも「質問を短くして、答弁を長くしなければいけない」としっかり指摘される。一般質問を傍聴されるのは、「議員と市民の勉強会」個人版のようだ。
 今回、開催に向けて、新聞3紙が大きく取り上げたことで、「議会ウォッチング」には参加しないが、傍聴だけはと女性のグループが前日の朝から傍聴席に座った。最近は数えるほどの傍聴者になっていたので、議場がざわめいた。
 当日はさらに「議会ウォッチング」の参加者が増え、傍聴席は一杯になった。傍聴後の話し合いでは「あれで緊張していたの?」と突っ込まれたが、理事者も議員もいつもの議会とは違う顔であった。私自身も緊張したが、張り詰めた空気の中での質問はとてもいいものである。
 今回の「議会ウォッチング」では傍聴席の音量や市民への配慮など、自分の中に見えなくなっていることがあると気づかされた。もう一度初心に戻り、市民派議員として市民の立場で常に考える「自分自身を見直す」きっかけをもらった。その後「議会ウォッチング」に参加した市民の中で「合併して新市庁舎の設計が始まる前に、傍聴席設計には市民の意見を取り入れるよう、皆で要望書を出そう」「これからも傍聴を続けよう」と話し合いがされた。
「む・しネット」が投じた一石が武生に小さな波をおこし始めたことを実感した。今後この波が大きなうねりとなるよう市民と共に努力していきたい。


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「議会ウォッチング」に参加して
  三重県桑名市・小川まみ


 武生市議会は、「回数制限なしの一問一答方式」と聞いていたので、じっさいどのように行われているのかとても興味があった。
 「対面型の一問一答方式」で行われた一般質問は、質問に対して答えがすぐに返ってくるので、大変分かりやすかった。安立さんは、「議員と市民の勉強会」での学びを活かして、客観的データを示し、問題整理もできていた。武生市の現状を知らない私にも、何が問題なのかが理解できる内容だ。対する福祉保健部長の答弁は、できない言いわけを繰り返すばかりで歯がゆい思いで聴いていた。逆に、市長からはいい答弁が返ってきたので、獲得目標は得られた感触だった。
 じつは、採点シートをスタッフで作成していた際、私は「一般質問の市民派度合い」といったばくぜんとした概念に対して、「果たして点数をつけられるのか、かなり難しいのではないか」と思っていた。じっさい使ってみたところ、やはり、採点に気をとられていると話を聞くことができなくなり、点数はつけられなかった。
 しかし、私たちが「市民の目線で、市民のために働いているか」を確認するために、採点シートの「一般質問の市民派度合い」の中に入れた、「受益者はこれまでの政策で十分恩恵を受けなかった人たちか」「特定の地域や業者が利益を受ける政策ではないか」などの項目は充分機能することは確認できた。このような観点で一般質問を聞くことで、「何を目的に、誰のために」発言しているのかがよく分かった。
 また、採点シートがあることで、単なる傍聴者から納税者として、主体的に議会を、市政をチェックするのだという自覚が明確にな
った。点数はつけられなくても議員のよって立つ位置が見えてくるので意義はあったと思う。この採点シートを、自称「市民派議員」に対して適用してみると、ホンモノかニセモノか、わかるのではないだろうか。



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市民ができる政治参加? 議会ウオッチング
        福井県武生市・道正志津子


 「議会ウオッチングin武生」のチラシを見て、何だかおもしろそう!とワクワクしながら仲間に声をかけた。むとんちゃくで好奇心旺盛な6人が参加した。
 議場のある庁舎は、なぜかエレベーターは5階まで、あとは階段のみ。傍聴席周辺も段差だらけ。車椅子では大変だ。これまでに数回の傍聴経験があったが、傍聴席に座るなり、真正面の理事者の面々から見上げられる。原因は議場が5階なのに、傍聴席は6階だからである。内気で自意識過剰気味(?)な者には、この異常な環境は耐えられない。
 かんじんの「我らの代表」議員席は、傍聴席の真下となりまったく見えないが、ケーブルテレビで放映されるようになって、さすがに居眠りする議員はいなくなったとか。合併後に建設が予定されている新市庁舎では、完全なバリアフリーは当然のこと、同じフロアで傍聴できるように強く要望したい。
 さて、メインの一般質問だが、50分の時間制限があるものの、「回数制限なしの1問1答方式」が取り入れられている。そんなの当然だと思っていたら、チラシで「全国でも珍しく一歩先行く議会」とおほめいただいた。
直前に渡された採点シートが細かく難しかったので、考えていると聴くのがおろそかになるという悪循環に悩まされ、責任ある採点はできなかった。その上、福祉保健部長の答弁がほとんど聴き取れなかったのは残念だった。はるかカナタの傍聴者にもはっきり聞こえるように、堂々とした答弁をお願いしたい。
 『む・しの音通信』No.38に、安立さとみさんが「議員として勉強を重ねることが、ひいては理事者の答弁の質をあげることになる」と書かれていた。議員だけではない。私たち市民も「政治=暮らし」であることを認識し、学びながら関心を持ち続けることが大切だと、再認識させられた「議会ウォッチング」だった

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試行錯誤、まだ進行中
   議会ウォッチングスタッフ・高瀬芳


1.難しすぎた第2版採点シート


 「む・しネット」のノウハウを活かせなかった前回の反省に基づいて、今回採点シートを作り直した。主な修正ポイントは、議員と答弁者の発言についての項目だった。特に議員については「市民派の視点から一般質問をおこなっているか」「政策実現につながる一般質問ができたか」という観点の項目をつけ加えた。
 だが、じっさいに使ってみたところ、「採点シートは、難しすぎる」という意見が、市民参加者だけでなく、議員会員からも出された。「項目とページ数が多すぎて、『見ながら採点』は難しかった」という意見もあった。企画担当者側は、質問を難しくした分、解説が必要と考え、「採点ガイド」を作ったが、本番直前に配ったので、参加者は5分ほど目を通すのが精一杯だった。
 採点シートに対しては、傍聴後の意見交換会で、以下のような改善策が挙げられた。
◆裏表1枚で、書きこみやすい採点シートに。
◆名前と基本項目とメモ欄を表面に、細かい採点項目は裏面に記入。◆評価は、採点方式より、選択方式で。
◆施設や議会のルールなどは、議会基本調査 として事前に配布す べき。
 難しい質問と項目の多さに悩まされた武生市民からは、「楽しみにしていたのに、しんどかった」というコメントがあった。その上で、仲間を誘って楽しみにできるような「楽しめる議会ウォッチングにしてほしい」と言われた。

2.試用を重ね、改訂につぐ改訂


 意見交換会で出された改善案を聞いて、改訂版の採点シートのイメージができたので、翌週から始まった岐阜市議会の一般質問で試してみた。さらにその結果を踏まえて、第3版の採点シートを作り、10月4日の山県市議会の一般質問に集まった8人で使ってみた。傍聴終了後に意見を聞いてみると、メモ欄が多くなり書きやすくなったものの、まだ質問が難しいとのことだった。また、質問が誘導的で、答えを狭くしてしまっているという指摘もあった。
 質問を誘導的にして、答えの範囲を狭めたのは、意図的なものである。「公平・公正な」評価をするためには、決まった「ものさし」に沿って答えてもらった方がいいと考えたからだ。しかし、「ものさし」を作るために描いた「市民派像」は、本来自由なはずのものを枠にはめてしまっていたようだ。

3.市民向け事業の目的を改めて考える


 考えてみると、私は評価基準の設定をはじめとした議会の評価ノウハウを確立することにやっきになって、評価することによって何を達成したいのかという目的を見失っていたのかもしれない。「市民向け事業」として企画したのに、採点シートの質問が専門的になり過ぎ、「議員向けの一般質問勉強会」の色合いが濃くなってしまったのも問題だ。
 「議会ウォッチング」の目的は、「議会への市民参加」を現場で体験してもらい、今後の政治参加や市民派議員の支援につなげてもらうことである。その点から事業を振り返ると、今回参加した武生市民が、ウォッチングの結果をもとに新市庁舎への要望書を出す動きを始めたのは、最大の収穫だった。

4.問題発生で再考させられた事業の目的


 今回この特集記事に、武生市議会に関する「む・しネット」の意見を載せる予定はなかった。しかし、事前記者発表でのスタッフの不用意な発言により、新聞各紙に、合意形成していないことが「採点結果を、通信・ホームページで公開し、議会に提出する」と載ってしまったので、急きょ「武生市議会を傍聴して」のページを設けた。問題解決までには、スタッフ間で膨大なメールと電話のやり取りがあった。問題点の原因分析の結果分かってきたのは、かかわった複数のスタッフ間で、「議会ウォッチング」事業の目的と今回の獲得目標が、知らない間にばらばらになってしまっていたことだ。
 同時に明らかになった「む・しネット」運営上の悩みや問題点については、「KJ法」で整理中。結果は、次号で報告する予定だ。

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武生市議会を傍聴して
「む・しネット」運営スタッフ


【評価できる点】


1.広報に積極的な武生市
 武生市は市の広報とは別に議会だよりを発行しています。また、市のホームページの中には議会のホームページがあり、議事録などを掲載しています。議会のCATV放映もおこなっており、それによって議場でのやじが減ったそうです。

2.比較的制限の少ない一般質問のルール
 武生市議会の一般質問は、「発言回数無制限・一問一答方式」「50分の時間制限」というルールで、おこなわれています。比較的制限の少ないルールと言えます。

3.前向きな答弁の市長
 市長の答弁は簡潔、かつ前向きで、焦点がずれず、「及第点」と評価できます。

4.撮影許可を英断した議会事務局長
 議会事務局長は、担当者が断った傍聴席での写真・ビデオ撮影を許可しました。今回のみではなく、今後も継続して撮影を許可して欲しいものです。

【もっとよくなる武生市議会】


1.アクセスしやすい議場・傍聴席に
 市役所の駐車場への案内が分かりにくい上、庁舎に着いてもフロア案内がなく、議場が何階にあるのかさえ分かりませんでした。また、エレベーターが5階までしかなく、6階の傍聴席までは狭くて急な階段を使わなければなりません。
 傍聴者にやさしいバリアフリーの議場・傍聴席を、実現すべきでしょう。

2.もっと傍聴席への配慮を
 答弁者の声が小さくて、よく聞き取れませんでした。発言者の声が聞こえなければ注意するのが議長の仕事ですが、そうしなかった
のは、議長も議員も聞こえていないと気づいていなかったからかもしれません。また、傍聴席では、記者席とついたてが傍聴者の視線を阻んでいるので、構造上議員席が見えません。もっと傍聴者に配慮してほしいものです。

3.回数無制限を活かす努力を
 今回の一般質問を聴く限りでは、質問者も答弁者もあちこちへ話が飛ぶ上、同様の発言が繰り返され、議論が散漫になりがちだと感じました。議員がデータを示しても、執行者があいまいな答弁を返す場面もありました。 せっかくの回数無制限ですから、執行者はもっと緊張感と誠意をもって、政策実現に向けた答弁をしてほしいと思います。

4.すべての委員会を傍聴可能に
 議員は委員会条例で傍聴の権利が認められています。ところが、武生市議会では委員会の開催時刻が重なっているため、全委員会の傍聴は事実上不可能です。すべての委員会を傍聴できるよう、早急な改善が必要です。

5.女性部長の起用を
 武生市は男女共同参画を進めていると聞いていましたが、執行者席に女性がいなかったのは意外でした。今後、女性部長を積極的に起用することが必要でしょう。

【まとめ】


いくつかの改善点があるものの、武生市議会は基本線をクリアしていると評価できます。 市民に開かれた議会とするために、執行者も議員のみなさんも議会改革を進めていただくことを期待しています。
            (文責・高瀬芳)

※以上の文章は、9月10日に武生市議会の一般質問を傍聴し、記入した採点シート、参加者アンケ ート、意見交換会での意見をもとに、「KJ法」 で整理・分析した結果をまとめたものです。


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地域を変えようと立ちあがった女性たち
    沖縄県金武町・仲村広美


 縁あって、みどりさん、甘利さんと知りあい、『む・しの音通信』に、私たちのまち・金武町(きんちょう)のことを書くことになりました。
 金武町は、沖縄県の中央に位置し、人口は約1万1千人。五つの区域に分かれていて、町全体の面積の60%が米軍基地となっています。米兵がらみの事件・事故が多いものの、軍用地料が入るため、他市町村に比べ、かなり潤っています。区独自で体育館を持っていたり、図書館があったりと、いろいろな意味でぜいたくができるので、良いこともある反面、子どもたちがトラブルに巻き込まれないよう、かなり神経を使って生活している面もあります。他地域の人からは「恐い町」というイメージを持たれているみたいです。町民性も、何もしなくてもお金が入ってくるものだから、物言わぬ雰囲気があります。
 そんな中、1998年に「軍用地料分配金」のことで「男女差別がある」と地元の女性たちが立ち上がったのです。明治時代に国有地であった山林を住民に払い下げ、男女一緒に管理した共有地が、のちに軍に接収され、その地料となる多額のお金が入るようになりました。いろいろな形を経て、今は「金武部落民会」という団体が管理していますが、年間5億円入り、そのうち会員一世帯あたり60万円、全体で3億円支出しています。残りは積立し、積立額は30億円あるようです。部落民会は会長を中心とし理事数名で運営されており、会員資格は、「当時の入会権を有する男子孫」に限定していました。今は少し会則が変わり、「女性に対しては、準会員として50万円はあげましょう」ということにな
っています。でも、女性全員ではありません。準会員になれるのは、未婚か、他の地域の人と結婚したあと離婚し旧姓を名乗って金武地区に住んでいる50歳以上の人だけ、と限定されています。男性は20歳以上で世帯主となったらすぐ資格が与えられるのに、この年
齢差30というのは、何だろうと、とても不思議でした。
 今回立ち上がった女性たちはみな先祖代々金武区出身であり、また、金武区にずっと住んでいるけれど、他の地区の男性と結婚したがゆえに認められないのです。1998年に「これはおかしい」と話し合いをしようと掛けあったのですが、受け付けてもらえず、署名運動を始めたのです。その矢先に、部落民会から圧力のかかった内容の文章が会員に配られ、他の方に迷惑をかけるとあきらめてしまいました。会則が前に書いたように変わると聞き、再度、話し合いにいきましたが、無駄足になり、訴訟することを決意しました。
 なぜ他地区の男性と結婚すると会員になれないのか? 30歳の年齢差と関係していて、女性は50を過ぎると子どもを生めないだろうという考えからきているみたいです。「男性は他地区の女性と結婚しても、資格があるのに、同じ親から生まれて何が違うの。」という言葉に、私はびっくりすると同時に、こんなことが当たり前のようにまかり通る地域でもあることも感じてはいたので、「あり得るな」と思ったこともまた事実です。
 一審(地裁)は勝ったものの二審(高裁)は負けました。それでも女性たちは上告を決意しました。「お金の問題ではない。この地域を変えたい。子や孫のためにも。」と。いままで物言わぬ住民に対して私自身距離をおいていました。でも定期的に勉強会を持ち、何があっても前に進もうとする女性たちに出会い、私の考えが間違っていたことを教えられました。
 女性たちが笑顔で話しをする裏には相当の苦労があることは、容易に察することができます。でも、沖縄の女性たちにはパワーがあります。このパワーで地域が少しずつ変わっていくような気がします。私もそのパワーに乗っかって頑張ろうかなって、いま思っています。

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《11月の「む・しネット」企画》
「議員と市民の勉強会」内容&スケジュール
日時:11月13〜14日(土・日)
会場:「あいち健康プラザ」宿泊館会議室
 講師:寺町ともまさ&みどり
◆セッション1 「取り組んでみたい一般質問」
◆セッション2 「KJ法を体験する」
A−市民派議員と市民との関係は?
B−一般質問を使ってどのように政策実現するか?
C−書きことばで、他者にメッセージをどのように伝えるか?
◆セッション3 「議論の手法を身につける」
◆セッション4 論理の組み立て「主張と反論の実践」
◆セッション5 「あなたが取り組んでいる議会改革」
※参加申し込みは締め切りました。
※次回勉強会は1月29〜30日(土・日)
担当:小池みつ子 TEL/FAX 0561-62-0890

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《廃棄物処分場問題全国交流集会inぎふ》
 日時:11月20〜21日(土・日)
◇現地視察(岐阜市不法投棄現場)と交流会
 11月20日(土)12:30〜(宿泊)
◇産廃不法投棄問題全国シンポジウム
 11月21日(日)9:30〜15:30
 岐阜大学図書館講堂(岐阜市柳戸1−1)
シンポジウム−日本まんなかゴミ列島−
     「岐阜にござったゴミの山」
パネルディスカッション
     −激論!5大不法投棄現場から−    
 「私たちはどうしたらよいのか」

主催:廃棄物処分場問題全国ネットワーク
TEL/03-3697-0006 FAX/03-3693-1853

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 《編集後記》
☆ やっと終わった。武生での「議会ウォッチング」直後に判明した問題が、この通信の 発行で一区切りつく。プロジェクトのトラブルの事後処理を担当する側になったのは、初めてだ。いつの間にか、失敗する側からフォローをする側に、役どころが変わっていた。今度の問題解決中にも、他のスタッフにそん 変化が起こるのを目の当たりにした。ひとつ確かに言えるのは、失敗を経験し、克服した人は強くなるということ。「かかわってよかった」と感じる自分に、おどろいている。若くなくても苦労は買ったほうがいいらしい。 次号では、今回明らかになった「む・しネット」運営上の課題を分析する。11月末に私 的な一大イベントを控え、もうひと仕事ありそうだ。(高瀬 芳)

☆ やっと終わった! 特集「議会ウォッチッチング」の編集はチーフの高瀬さんに任せた。 肩を痛めて右手が不自由なので、なにもかもが超スローペース。事務局として、トラブル解決の調整役をこなしながら、「KJ法」を高瀬さんにマンツーマンで伝授した。そんななか、左手でしあげた通信は感慨ぶかい。「個人の自主性を尊重する」「やりたい人が やる」活動のむずかしさも感じた一月だった。
☆ 山県市に隣接する全国有数規模の岐阜市の産廃不法投棄現場。4月から他人事でなくかかわって「産廃不法投棄問題全国シンポジ ウム」実行委員会の事務局も引き受けている。参加のお問い合わせは「みどり」まで。
☆ 8月に立ちあげたHPページのアクセスも千カウントを越えた。紙媒体の通信の郵送が不要の方は、ご一報ください。(みどり)