『む・しの音通信』51号)
2005年11月26日発行


「M&T企画/自主企画」&「分かりたい人のための自主勉強会」
-----11月5・6日 岐阜市民会館-----

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市民も参加する「M&T企画/自主企画」
      東京都八王子市・甘利てる代

 「M&T企画/自主講座」の第3回の講座は11月5日、岐阜市民会館で行われた。
 テーマは《基本は「政策」と「公約」》。講師は寺町みどりさん&ともまささん。
 セッション@、「自治体の政策とお金の流れ」では、政策が立案されるまでの流れと、意思決定を行う議会の役割を解析。「決算審査」は執行された自治体の政策の事後評価であるという。
 同時に「決算」は前年度の自治体会計のあり方を示すもの。議員は、政策がどのように実現されたか、ムダな支出はなかったか、を「住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない(自治法第2条14項)」の、基本原則に照合してチェックする必要がある。
 市民として参加している私にとって、「予算や決算のひとつひとつの項目が政策をあらわす」(『市民派議員になるための本』寺町みどり著・学陽書房)という内容がすっきりと納得できたセッションだった。
 続くセッションABは、10人の参加者が事前に提出した「政策」をもとに、「政策・公約をつくるのはあなた」「メッセージをつくる〜政策のつくりかたのじっさい」のテーマに基づいた議論を重ねていく。
 「政策はむずかしいものではない。今まで生きてきた中で出てきた自分のニーズが政策だからです」。こう言いきったみどりさん。
ただし、がつく。「わたしの視点がなければ、
ニーズにも気づかない。問いがたてられなければ政策もたてられない」とも。
 この人のことばは鋭い。政策を持つには現実が見えていなければならない。加えて、よい政策はすでに誰もが口にしているもの。議員(を目指す人)は、自分のことばで語らなければ市民には伝わらない。「そのとき重要になるのはスタンスです」と参加者にたたみかけてくる。
 その上で、参加者が作成した「政策」を点検する作業に入った。自分のたてた政策がいくつの分野をフォローしているか、表に記入しながら確認していく。将来的にはリーフレットに活かされることになるから、○の数は気になるところであるが、ここでも注意が必要。「総花的になると、逆に本人が見えなくなる」。政策をたて、それを選挙時の争点にしていく仕掛けが必要であるということだ。
 議員になることが目的化すると、リーフに表された政策は単なる「お飾り」になり下がる。「市民はそれを見破る力を持っていることを忘れてはならない」と警告も忘れない。
 3回受講して改めて気づいたことがある。 これまでの講座を通じてみどりさんが繰り返し参加者に問う文言があるということだ。
 「あなたは(議員になって)誰のために何をしたいのですか?」
 わたしの立ち位置はどこかを問い続ける講座だ。講師の「自己の利益のために働かないのが議員」ということばに、改めて政治的市民としての役割を自覚した。


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《基本は「政策」と「公約」》に参加して
         三重県桑名市・小川まみ 

 セッション@で予算と政策の関係を復習した後、セッションAでは「議員として実現できたこと、できなかったこと」をテーマに、現職議員が「ひとり2分以内」でプレゼンテーションをした。
 私が実現できたことは「中学校給食の実施」だけで、ほかに何も思いあたらなかった。講師からは、「これからは、実績を意識するようにして、実績のない人は取り組みたい政策課題を立てて、実績をつくること」とアドバイスがあった。また、「現職の強みは実績をPRできること、それがなければ新人のほうが期待値がある分有利になる」という指摘もあった。今までを振り返って、実現できたこと、できていないことを整理して、残りの期間でリーフレットに書けるだけの実績をつくらなければ次はない、と痛切に感じた。
 今回、政策とスタンスとプロフィールをつくることが課題だったが、セッションBでは、名前を消した課題を読んで、模擬投票をした。一人3票の持ち票を私は自分へ1票。あとの2票は、今まで何をしてきた人で、これから何をしてくれそうな人なのか、それが私に関わりあるのかどうか、という観点で選んだ。結果は専門分野に特化したものより政策の幅が広いものの方が上位だった。
 次に政策の5本柱のバランスがとれているかを見るため、シートを使って政策分野ごとに分ける作業をした。自分では分かりやすく作ったつもりだったが、政策の柱の一つを「子ども」としたため、福祉と教育の施策が混ざっていた。障がい者福祉が抜けていることにも気づくことができた。
 私は、3年前に苦労に苦労を重ねて政策と公約を作ったため、新しい発想が浮かばなか
った。新人と2期目の政策が同じであるはずがないのに、その発想に欠けていた。政策は、自分が取り組みたいものだけでなく、多くの人から必要とされるものでなければらないことが分かった。リーフレットを読む人のことも考えなければいけないと思った。

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「お勉強」からの卒業
岐阜県岐阜市・高瀬芳


 とにかく悔しい。切実に解決したい路面電車の再生問題を取り上げ、今日の模擬一般質問のためにこの1ヶ月を費やした。でも、まったく役に立たない再質問を2問できただけだった。
 失敗の原因は事前に分かっていた。大量に集めた情報の分析と論理の練り直しに手が回らなかったのだ。見知らぬ土地へ行くため大量の地図やガイドブックを入手したけど、それを見ないまま車を走らせ、道に迷ってしまったようなものだ。でも、あくまで私が経験したのは勉強会の場だ。本番の議会での質問が不本意な結果に終わった時の悔しさは、いかばかりだろう。
 逆に「うまく行った時には、言葉の力で政策がかたちになる醍醐味がある」と講師のみどりさんは言う。それは議会で質問ができる議員だけが味わえる。
 では、私はその特権がほしいかと言うと、少なくとも現時点ではその必要性を感じない。今回の勉強会の準備と本番を経験して、市民でもまだまだできることがあるぞ、という手ごたえを感じているからだ。
 前日の「M&T企画」でも、政策実現のためにできることのうち、議員と市民ができることにそれぞれ○をつけて示されたが、違いがあるのは「本会議・委員会での質疑」「一般質問」だけだった。翌日の勉強会では、街頭パフォーマンス、署名活動、市民アンケートなど議会の外でできることがたくさんあることを学んだ。私は今、そのうちのいくつかを実際にやろうと思っている。まだ取りかかりが分からない部分もあるが、何かできると思っている、エンパワメントされた私がいる。
 一般質問はうまくできないだろうと予測していたにもかかわらず、今回初めて?勉強会が待ち遠しかった。先の衆院選の後、議員もメディアも学者もあてにはならないから、自分自身が行動するしかないと思い知った。それから「私は市民だから」という逃げがなくなり、問題の当事者になった。今回の勉強会を通じ、私にとって「む・しネット」での学びは、使わない知識を得る「お勉強」の域を完全に脱したようだ。

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なんど参加しても新鮮な勉強会
福井県越前市・安立さとみ


 「わかりたい人のための自主勉強会」に参加した。今回は、自分の政策課題を設定後、獲得目標、データ・資料収集を入れたレジメ作りからはじまり、それを基に《政策課題を一般質問の形に組み立て、政策実現の手法を実践的に身につける》勉強会だ。
 「公設の障がい者グループホームの建設を地域住宅建設計画に入れる」が私の獲得目標であり、当日まで何度も講師との事前すりあわせをしてからの参加であった。
 当日は課題と事前調査について各自発表し、アドバイスを受けることから始まった。講師の助言から全体的に調査が不十分であったと痛感する。目標に向かい、あらゆる方向から情報を集めることが必要なのだ。「調査を狭めると立論に届かない」「切実に解決したいと思う気持ちがなければ獲得目標には届かない」との講師の助言に今回も新しい気づきをもらった。「手持ちの資料は多いにこしたことはない、けっして無駄にはならない」の言葉には納得である。
 いよいよ午後からは立論にしたがい「模擬一般質問」だった。なぜか実際の議場での一般質問より緊張する。
 またしても、再質問で講師の答弁を追いかけている自分に気付く。質問を絞り込むどころかだんだん広がっていく。毎回指摘されるがなかなか思うようにいかないものだ。また講師の答弁も実際の議会より手ごわい。
 手持ちの情報は「かくし駒」のように抱えこまず、立論に入れて、正攻法で深い部分まで追及するようアドバイスを受ける。知らないうちに癖になっていた自分の欠点をしっかり気付かせてもらえるアドバイスであった。
 最終セッションは「政策実現へ〜議会以外で実現する手法」である。各自が獲得目標を得るために考えてきた議会以外の手法を出しあう。直接請求からパフォーマンス、マスコミ利用、街頭演説、ビラまき、自分のニュースに載せる等、他にも様々な手法が出された。問題を見える形にし、争点化することが大切とのこと。なんど参加しても新鮮な勉強会だと再確認した1日であった。


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本番より緊張した模擬一般質問
長野県下諏訪町・青木利子


 今回の自主勉強会は「子育て支援センターの対象年齢の引き上げ」を政策課題にし、講師とすり合わせを重ねた上で参加した。
 セッション@では、ひとり5分の持ち時間で、課題をどのように調査しまとめたかを、レジメをもとに発表して講師のコメントをもらった。「なぜ獲得したいかの『なぜ』を200字で書いてみると明確に整理できる」との助言に、そのような方法があるのかとおどろきをもって聞き入った。
 他の参加者の発言を聞くなかで、自分が集めたデータ・資料が少なかったとわかった。今回、ヒアリングを含め、今までのわたしの一般質問の資料集めや調査の仕方が、いかにいい加減だったかを痛感した。
 セッションAでは、事前に講師とすり合わせた立論を元にした「模擬一般質問」だった。
講師2人が行政側になっての模擬一般質問は、初めての体験であったが、本番より緊張した。「5つの答弁をもらったら、次は少なく再々質問して狭めていくと目標に近づける」「全国的な事例をもっと調査することが必要」ということがわかった。
 他の参加者のコメントから、すでに対象年齢をゼロ歳から18歳までにしている子育て総合センターができた自治体がある、との報告を受け、他の先進事例の情報収集の意義を学んだ。今回の実践は、いままでの一般質問で取り上げたテーマを見直し、今後取り組む政策に大いに役立つ手がかりになった。
 セッションBは、「政策実現へ議会以外で実現する手法」。参加者が各自で考えてきた方法を出してのディスカッションであった。「公開質問状、請願、街頭演説等々」多くの手法がでた。その中には即実行できる「ニュースに書く」ことや、選挙に使えるものまであり、参考になった。
 市民から提案されたどんな政策も、一般質問として取り上げ、一生懸命に取り組みたいという、決意をして終わった一日であった。


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ガチガチの地域選挙に抗して
長野県安曇野市・小林純子


 これまで穂高町では地区推薦で議員(候補者)が決まってきた。そんな選挙は変えたい。政策や人柄・資質を見きわめて、自分の意志で投票しようと訴え立候補したわたし。2年5ヶ月前のことである。
 当選を危ぶむ声も多かったが、フタを開けてみれば1123票で4位当選。選挙に対する住民の意識が少しずつ変わってきていることを実感し、次の選挙に大きな期待感をもったのだが・・・。
 この10月1日には5町村が対等合併して安曇野市が誕生。初めての選挙は50日以内に実施ということで、旧町村枠の小選挙区制で市議選となった。穂高選挙区では定数は18から9に半減。そのためか旧態依然とした地区推薦の慣わしが復活・強化される結果となった。聞こえてくるのは、あの地区とこの地区が共闘するとか、引退した議員の票を分けたとか、選挙にならないように調整しているとか、そんなことばかり。こうしてガチガチの地域選挙が繰り広げられるなか、どうやってそこを突破していくか暗中模索の選挙だったというのが正直なところである。
 わたしを支援してくださった方の多くが、仕事、子育て、ボランティアなど社会活動で「現役」の人たちである。当然、選挙にドップリ浸かれる状況にある人はいない。そこで今回は限られた動員力で、最大の効果を生み出すための知恵と工夫に徹することにした。
 もっとも重要なこととして、「半強制的な動員」は絶対にしないという方針を掲げた。事務所開きには30人、励ます会(いわゆる選挙の総決起集会)には15人、参加者数では「こんなに少なくて大丈夫なの?」といわれそうな体制だったが、誰もがみな自主的に関わってくれた人で、その背後には多くの支援者が連なってくれていた。
 1万枚作った後援会のリーフレットは、このような多くの支援者の協力によって、10月の初旬までには大方の有権者に届けること
ができた。
 告示後、激励に来てくださる人も多かったが、「・・・あのー、ここが選挙事務所ですか?」と、だれもが拍子抜けするような静かな事務所。しかし、事務局長がわたしたちの選挙の方針を説明すると、皆さん「それはいい、応援しますよ」という反応だったそうだ。
 また、選挙運動の常識といわれているものでも、お金のかかること、イヤなことはやめることにした。その一つが、「選挙カーを走らせての連呼は一切しない」という方針。候補者名や政策ともつかぬ短いスローガンを、大音響でガナリ立てて走っても迷惑なだけではないかと考え、思い切って選挙カーから街宣用スピーカーを下ろし、看板だけ載せて走ったのである。そのかわり、こまめに車を停め、小型のハンドスピーカーで政策とメッセージを話して回った。7日間で約500回の街頭演説をしたことになる。
 実際に選挙カーで走ってみると、穂高地域は想像以上に広く、クマなく回れたとはいいがたいが、ただ連呼して走っている候補者よりは、ずっと多くの有権者にわたしの声が届いたのではないかと思う。街頭演説を聞いて投票を決めたというメールが届いたり、思いがけない反響も多かった。
 しかし、「純子さんのクルマ、ちっとも来ないじゃないの!」という声も多く聞かれ、「選挙カーを走らせての連呼は一切しない」という方針を、事前に理解してもらうことの難しさを感じた。
 こうした新たな選挙スタイルへの試みも、結果が伴わなければ何の意味もないが、今こうして当選者のなかに辛うじて食い込むことができ、この選挙のやり方が間違っていなかったことを実証できたのは大きな喜びである。
議員としての活動報告(通信、ホームページ)や、開かれた議会を目指す姿勢が住民に理解され、実績が評価されるということが大前提なのはいうまでもない。



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(グループ紹介)
無党派・市民派の議員を増やそう
無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク(自治ネット)
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●「自治ネット」ってどんな会ですか?
 「自治ネット(無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク)」は2002年4月に発足しました。
 会の基本は、「地方自治において住民の視点を基本に、住民が主人公の政治を実現すること」です。「無党派」については「既存の政党とは距離をおくことを明確にして活動すること」、「市民派」については「住民の側に立つことを原点として活動すること」と定義づけました。自治ネットは、「無党派市民派議員を積極的に増やすこと」「自治体議員の資質や実力を向上させること」「政策実現等のために、相互に協力して活動すること」などを目的としています。

●会員はどんな人たちですか?
 東海地区の市町の議員や市民で構成しています。メンバーは十数人で、議員がほとんどです。なぜか、今は男性ばっかり。

●どんな活動をしているのですか?
 定例会のない月の土曜日(年8回)に、基本的には、各自の一般質問や自治体の政策について情報交換しています。最近は、自治体合併や国政についても議論しています。お互いに選挙の応援に行ったり、厳しいアドバイスもします。
 また、会員の交流を深めるために、年一回、飲み会ありの合宿を持ち回りでしています。
 ほかに、予算・決算など財政の勉強会や、「む・しネット」と共催で選挙講座やキャンペーンを行ったこともあります。
 年一回は、市民や議員に向けての公開講座を無料で開催しています。

●今までどんな企画をしましたか?
 初年度は、選挙前に候補者の公開討論会を開く「リンカーン運動」をすすめている三重大の児玉さん、昨年度は、「地方自治と民主
主義」について岐阜県御嵩町長の柳川さんの講演会でした。今年8月には、「教育改革」をすすめる愛知県犬山市の瀬見井教育長を招
きました。
 私たちは、社会に向けての発信や行動も必要という認識も持っています。たとえば、今や全国区の大事件になった三重県四日市市の石原産業によるフェロシルトの不法投棄問題についても、何人かのメンバーが地域で中心的に活動し、積極的に意見表明しています。

●今後どんな企画を予定していますか?
 12月3日(土)には、中日新聞で「多重債務」関係の特集を何度も組み、大きな反響を呼んでいる白井康彦さん(生活部記者)を講師に「行政の多重債務者対策の充実を!」という公開講座を企画しています。
 多重債務の問題は、全国で深刻化しており、多くの人が悩み苦しんでいて、自殺、犯罪、夜逃げ、DV、離婚などの原因になっています。多重債務者が危機的状況におちいる前に救済するシステムや体制が必要です。じっさいに、「解決方法があることや相談先を教えてもらって本当に助かった」という人がたくさんいます。自治体にとっても、各種の税の滞納などによる歳入の欠損、場合によっては放棄せざるを得ない場合も少なくありません。 自治体にとって、困窮者の救済と財源の確保は今や急務の課題です。実践的な対応を学びたいと思っています。どなたでも参加できます。ぜひお誘い合わせてご参加下さい。
 また、来年の2月12日(日)午後には、名古屋都市センターで、公共事業改革や入札制度の問題を指摘・実践して全国的に注目されている岐阜市の建築設計会社『希望社』社長の桑原さんの講演会を開催します。こちらもぜひ予定にいれてください。
 以上の企画のお問い合わせは、副代表の寺町ともまさ(T/FO581−22−4989)まで。
 私たちの仲間になっていただける人もぜひご連絡ください。  (寺町ともまさ談)

※企画の詳細についてはP12をご覧ください。


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新刊紹介
 本を出します。タイトルは『私も入りたい 「老人ホーム」』(NHK出版生活人新書)。
 長年続けてきた宅老所(小規模多機能ホー ム)の取材記事をまとめたものです。
ホーム紹介の後に続く章では、宅老所が生まれた背景や、実践が他の福祉現場に与えた影 響をまとめました。
気合いを入れて書きましたので読んでいただけたらうれしいです。
 発売は12月上旬の予定。新書ですからリーズナブルな価格です。 (甘利てる代)

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「自治ネット」公開講座&行政視察

◆「行政の多重債務者対策の充実を!」
講 師:白井康彦(中日新聞生活部記者)
日 時:12月3日(土)14時〜
会 場:名古屋市中区・東別院会館
◆「公共事業改革や入札制度の問題」
講 師:桑原耕司(『希望社』社長)
日 時:2006年2月12日(日)午後
会 場:名古屋都市センター
いずれも、参加費は無料。
お問合せは、T/F0581-22-4989寺町知正へ。
◆議員と市民の行政視察
「分権時代の自治体経営」参加者募集
対象:市民、自治体職員、議員
交通費・宿泊費等すべて自己負担
☆1月19日(木)午後1時〜3時 東京都杉並区役所
「分権時代の自治体経営」
 東京都杉並区役所:山田宏区長
☆1月20日(金)午前9時〜10時半 文京区シビックセンター
「自治基本条例」 「財政健全化計画」   
☆ 同 午後2時〜3時半 我孫子市役所
 「分権時代の自治体経営」
 我孫子市役所:福嶋浩彦市長
お問合せは、090-7855-1750海住恒幸へ

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「む・しネット」の予定

●第4回「M&T企画/自主講座」
 テーマ《メッセージを届ける》
 講師:寺町みどり&ともまさ
 日時:2006年2月4日(土)13:30〜20:30 会場:ハートフルスクエアG
@ 「メッセージをだれにどう届けるか?」
 書きことばの手法/市民へどう届けるのか
A 「選挙の準備から本番まで」
 話し言葉によるメッセージの基本とコツ/ 自治体合併に伴う選挙の傾向と対策
B「直接民主主義の手法アラカルト」
市民の権利を守る/行政への異議申し立て
●「わかりたい人のための自主勉強会」
テーマ《予算〜4年間の総まとめ》
講師:寺町みどり&ともまさ
日時:2006年2月5日(日)9:00〜14:00
対象:「む・しネット」会員
締め切り:12月20日(火)
申し込みは、小川まみ(0594-31-6641)へ。 

《編集後記》
 
l偶然とはいえ、今号は私の記事が多くなってしまいました。
読んでいただける喜びはありますが、書いたことの責任を考えると身が引き締まる思いがします。   (てるよ)
 n合併後初の市議選で当選された小林さん、おめでとう。
とはいえ、「選挙カーのスピーカーを降ろして」当選し、「それが間違いないと実証された」という評価におどろいた。 
メッセージを伝える「市民型選挙」の手法でうるさいから音をださない、という選択は、「言葉によるメッセージ」を放棄したに等しい。せっかく500回も演説をしてもハンドマイクで音が届く範囲はせまい。
「もったいないね。ちゃんと選挙カーを回していたら、もっと上位当選だったろうに・・・・」というの がわたしの率直な感想です。(みどり)