『む・しの音通信』No.56(2006.7.31発行)

特集:シンポジウム「政治を市民の手に〜ひとりから始まる」
2006.7.8 名古屋市女性会館

市民の出番
岐阜市・高瀬芳

 シンポジウム「政治を市民の手に〜ひとりから始まる」は、浅野史郎さんの基調講演「脱政党の時代に」から始まった。90分の講演の中で、私の印象に残った部分を振り返ってみたい。
◆「情報公開日本一」を築いたもの
 浅野さんが知事の時に、宮城県は情報公開では日本一になった。しかし、それは浅野さんのリーダーシップや倫理観によるものではなく、すでに情報公開条例というシステムがあったからだという。一つひとつのできごとに真摯に対応すると、次の状況が生まれ、その積み重ねの結果として、「情報公開の日本一」が達成されたのだという。
 とはいえ、「真摯に対応する」という姿勢は、残念ながらどんな知事でも持っているものではない。それは、やはり「宮城県に誇りを取り戻そう」というモットーをかかげ、前職を辞してからたった3日で知事選に突入した浅野さんの強い思いに根ざしていただろう。いくらシステムがあっても、それを意図されたとおりに運用する姿勢がなければ、「逃げよう、隠そう、ごまかそう」とするための操作が行われるのだ。
◆本物の民主主義
 本物の民主主義を根付かせるということも意識するようになったという浅野さんは、民主主義はもともとお金の使い方が出発点であるということも強く意識されているようだった。三位一体改革で補助金をやめてみれば、
住民が騒ぐから、そのときが地方議会の出番であるるという。住民の求める制度を、住民の代表である議会が作り上げるという、「本物の民主主義」が試されるときである。
◆市民派とは何か?
 この問いに対し、「結局、市民の方を見ようという姿勢があるかどうかの問題だろう」と浅野さんは答えた。その姿勢は、「選挙での選ばれ方にもとづいている。市民を巻き込んだ選挙をしていれば、その人たちは裏切れない」という。
 要は、議員は市民の代表であるという自覚を持ちつづけられるかどうかではないか。一方には、自分たちが選んだ議員の働きを見守る市民も必要だ。「議会の出番」は、「市民の出番」でもある。本当に問われているのは、市民の力のようだ。
◆これからの地域のあり方
 では、本物の民主主義が根付き、市民が力をつけた地域とはどんな姿なのだろう。そのヒントが、浅野さんのライフワークである福祉の分野から提示された。ケアする側もされる側もお互いに役割を果たすような仕組みが、現れてきているという。そうして「非専門家が、専門家やコーディネーターを通じてさりげなく社会貢献できるようになると、まずその人が変わり、次に地域も変わる」と浅野さんは語った。
 他者をけおとす競争に追われる社会から、すべての人の居場所があり、お互いの役割を認め合う地域になったら、どんなに住みやすいだろう。そんな地域を実現するために一役買える、エンパワメントされた市民になりたい。それが、シンポを終えた私が獲得した答えである。

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浅野史郎氏の講演を聴いて
にっしん市民環境ネット・島村紀代美

 7月8日土曜日。会場の確認に手間取り、少し遅れてホールの扉を開けた私の耳に、エネルギーに満ちた声が飛び込んで来ました。 声の持ち主は浅野史郎氏。本当に申し訳ないことに、ここに来るまで私の中で、浅野氏に関する詳しい情報がインプットされていたわけではありません。もちろん、お目にかかったのも初めてでしたが、その押し付けでない、しかし確信に満ちた語り口に、すっと引き込まれてしまいました。
 演題は「脱政党の時代に」。以前から私も政党のあり方や、政党に属さないことのメリット・デメリットについて考えることがあったので、大変に関心を持って聞きました。
 話の中で浅野氏は、政策集団としての政党はあってよい、しかし特に選挙において市民が前面に出る選挙をしようとするならば、いわゆる「脱政党」のやり方をすべきであるとして、ご自身のこれまでの経験を語られました。特に「100円コミットメント」は、まさに選挙への市民参加を実現できる手法であると思われ、感心しました。
 真に民主的な市民自治を進めるためには、議会が単に行政のチェックをするだけに留まらず、政党の枠を越えて条例制定の提案をしたり、予算編成に関与したりすることが大切である。議会の姿勢、首長の考え方によって、地方自治の方向性が決まってくる。当たり前であっても実現の難しいこのことに挑戦して行くのが、市民派と呼ばれる首長、議員のミッションであることを再認識させられました。 「市民と共に」をキャッチフレーズに使いながら、政党の縛りから抜けられない政治家の多い中、「おかしいことは変える」を率先して実践されてきた浅野氏のお話は説得力に満ち、私の中に様々なキーワードが生まれた日となりました。こういう機会に恵まれたことを心から感謝しています。
(浅野氏のホームページを時々チェックするのを楽しみにしています。)


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国の補助金とほんものの民主主義
   長野県安曇野市・小林純子

 いかに有利な補助金事業を探してくるか、それが職員の評価につながるとはよく聞く話だ。わたしが議員になったばかりの頃、そんなこととはつゆ知らず「あの公園建設はムダが多すぎる。なぜ6億円もかけるのか」と担当職員にきいたら、「そんなことはありません。建設費の半分は国の補助ですから」と涼しい顔だった。予算審議でも「3000万円もかかる林道の舗装は不要不急、止めたらどうか」ときけば、「9割がた補助金でやっている。止めてもその分を他の予算に回せるわけではないから、やらなきゃ損だ」といわれた。
 日本全国どこも同じこんな現実のなかで、浅野さんは「補助金なくせ!」と主張し、実行してきたのである。例えば、障害児も普通学級で学ぶ統合教育は、分離教育が基本の国の方針と相容れず、義務教育国庫負担の対象にならないので、県単独で費用を賄ったという。これ一つとっても、すごいことだと思う。
 補助金をもらって国が決めたとおりのことをしているうちは、住民が当事者意識や納税者意識を持ちにくく、住民のための施策には結びつかない。補助金がなくなって本当に困る住民があるなら、それは国にすがるのではなく、自分たちの金を出してでもやらなければならないことなのだ。そうすれば、自分たちの財源(自分が納めた税金)だからムダにはさせないという緊張感が生まれ、自治意識も高まるはずだと浅野さん。
 職員は国が決めたことは「そつなくこなす」が、自治体独自の施策には思考停止状態になりがち。財源も権限も国が握ってきた結果ともいえるが、議会も議員もそれをよしとしてきた背景がある。自治体として、集めた税金を住民の幸せためにどう使うか。有権者・納税者である住民を巻き込む形で、財源の使い方を自主的に決めていく仕組みを確立することが必要であり、それこそ「ほんものの民主主義」が根付くために必須の過程だと力説されたことにも大いに共感した。


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「浅野&む・しネット〜わたしの選挙」
   福井県敦賀市・今大地はるみ

 今回の「M&T企画/選挙講座」は、シンポジウムの〈セッション2〉として、開催された。参加者は連続講座参加者の9人に、今回限りの特別参加が25名の合計34名。
 17:05、時間厳守がモットーの浅野さんの第2弾「わたしの選挙」から開始。講演では聴けなかった3回の選挙のエピソードや、首長と行政のかかわりなど、おもしろ裏話がてんこ盛りの60分きっかりトークに、疲れも眠気もぶっ飛んだ。「脱政党の時代」と「選挙が知事をつくる」という浅野語録は、市民型選挙を実践してきたわたしたちへの熱いエールとも受け取れることに感動。
 つづいて、講師のみどりさんによる「市民型選挙の基本/選挙に当選する人・しない人」は前回の選挙をもとに、当落の分かれ目をわかりやすく解説。翌日が投票日の仲間の選挙を手伝ってきたばかりのわたしは、みどりさんの話に不安で胸が押しつぶされそうになった。これだけやったんだからという目安の成り立たない選挙では、切迫感がいかに大切かを再認識。
 ともまささんは、わたしたちの選挙で撮った写真をもとに、直接有権者に訴える手法などを伝授。音量を上げて連呼や演説をしても、他の候補者とは違う点をアピールすることの大切さを説いてくれた。
 さて、つぎは参加者泣かせのプレゼンテーション。ひとり3分で「わたしの選挙の勝因・敗因」を聴衆を前に語るという設定だ。3分の合図のベルを鳴らすのが、いたくお気に入りの浅野さんが時計を合わせて待機。8名の参加者は、前回の失敗を見事に乗り越え、次々と時間内で発表、話し方から内容にいたるまで目を見張る進歩に、思わず涙ぐんでしまう場面まで登場。この「M&T企画」の講座が、わたしたちの力を着実に伸ばしてくれることを改めて実感した。
 さいごは、参加者全員でのディスカッション。浅野さんからも、学ぶことの多いシンポと講座だった、との感想があり、7月8日の8時間に及ぶ長丁場を無事終えることができた。本当にお疲れさまでした!


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ついに自信が持てた演説
   長野県下諏訪町・青木利子

 〈セッション2〉は、浅野史郎さんから「浅野史郎〜わたしの選挙」と題して、「ここだけの話」も交えて1時間たっぷり聞いた。浅野さんの明るく軽妙なテンポの選挙の話は、人と人との肌の触れ合いから生まれる「ホットな選挙」が、びんびんと心に響いてきた。わたしも実感できる選挙をしたいと思った。
 続いて「市民型選挙の基本/選挙に当選する人・しない人」をテーマに、基調講演の中での浅野さんの問い「市民派議員とは」という投げかけに、みどりさんが答えながらの講義。みどりさんは上野千鶴子さんに「無党派・市民派とは?」と質問されて、答えるために『市民派議員になるための本』1冊を書いたと説明。立候補者の資質については「選挙はボランティア。市民とフラットな関係で。候補者は傲慢ではいけない」と市民とのネットワークを強調した。
 次はともまささんの「各地の選挙をみて」と題しての「選挙実践講座」。当選した人の選挙カーと演説風景のカラー写真を事例に、良いところ悪いところを抽出した講義に、わたしは体を乗り出して聞き入った。写真を取り入れた説明は解りやすく、選挙カーのマイクの調節や演説の姿勢などは、すぐに取り入れたい。毎回、参加者だけが「知り得る特典」が用意されているのも、この講座の特色だ。
 セッション2の参加者34人のうち、連続講座を受けている9人には、事前に課題が与えられていた。「わたしの選挙の勝因・敗因」をテーマに3分のプレゼンテーションである。
 今回は、事前に「話す順序と内容をメモ書き」し、「起承転結」を頭にいれて、「マイクの持ち方に注意」しながら、「解りやすく落ち着いて聞く人に伝わるように」話した。わたしが「勝因も敗因も言えません。なぜなら無投票だからです。」といったとき、「え〜ッ」という驚きの声があがった。最後に、「次は選挙を体験して働きたい」と締めくくった。
 終わった後、「思いが伝わった」と実感できた演説だった。昨年からの連続講座に欠かすことなく参加してきてほんとうによかった。

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「M&T企画/選挙講座」に参加して
    三重県桑名市・小川まみ

 前半部分は、「浅野史郎〜わたしの選挙」というテーマで、浅野さんが自身の選挙について話した。その内容は、著書には書かれてない内輪の話も含まれており、中身が濃く、あっという間の1時間だった。
 私は、浅野さんの話を聞くまで「当選したからいいようなもの、よく立候補の決断をしたな」と思っていたので、どんな決断だったのか興味があった。浅野さんは、「勝てるかどうか心配している間は決断できない。それを超える自分にとっての大義名分が必要」と言っていた。なるほど、なぜ知事になるのか、知事として実現したいことが、明確にあったからできた決断だったことがわかり、私は納得できた。期間が短くてもきちんと考え抜いてのことだったようだ。その代わり、「気持ちの乱高下はジェットコースターだった」そうだ。私はその時の様子を聞きながら、「浅野さん、それは普通のジェットコースターではなく、絶叫マシーンですよ」と言いたくなった。
 もう一つ印象に残った言葉は、「選挙を通じて知事になる」である。元神奈川県知事の長洲さんが最初に使った言葉だそうだが、浅野さんも選挙で繰り返し演説をし、車座集会を重ねることで、知事として必要なものが身につくことを強調された。
 連続講座の参加者によるプレゼンテーションの中で、「前回の選挙が無投票だったので、とても残念でした」といったことに対する浅野さんのコメントも、「普通は、無投票だったら『おめでとう』なんだけど、選挙できなくて本当に残念だったね」というものだった。確かに私自身の選挙を振り返ってみても、選挙中に演説したから当選後すぐの議会から一般質問ができたし、3分間の短い演説は、自分の考えを簡潔にまとめるための訓練にもなっていたことが今はよくわかる。その時は、とにかく当選するために7日間で500回の演説が必要だとしか思っていなかったが、私も「選挙を通じて議員になる」を実践していた。


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「まだまだ私は迷走中」
   京都府木津町・呉羽まゆみ

 第2回「選挙オプション講座」は、前日の講演、シンポジウム、夕食会での浅野史郎さんの決してTVでは見えない不思議な魅力もきっぱり横において始まった。9時から昼食をはさんで5時間の講座。今回も事前に課題は提出済み。前回同様、選挙及び議会に対する参加者個人の課題を全員でフリートークし、最後に講師のアドバイスをたっぷりいただくというもの。
 私は、前回この選挙講座に出ること、すなわち選挙そのものに対して迷ったまま参加した。そして素直にその気持ちを課題に出し、講座終了時には気持ちの整理もついたと確信し終えた。はずであった。しかし、私の中の課題は解決してはいなかった。そのことが、前回と同じ課題を提出することで見えていた。 『市民派議員になるための本』をよりどころに、ひたすら仲間たちと知恵を出し合い、 右往左往しつつ挑んだ4年前の初めての選挙。当選を境に当然生まれている市民と議員という立場の違いから生じる悩みが見えていた。
 自分の現状の課題を掘り下げる、その行為は時にはつらく嫌な作業であるが、前回と今回の「課題」により、課題発見の行為そのものが問題解決の糸口を探すことに繋がっていることを体感していたのである。
 その上、当日の講座では、各人持ち時間1テーマ20分の中で、市民派議員の仲間からのセルフカウンセリングのようなアドバイスと講師の経験に裏打ちされた適切な助言がいただける。からまった糸の如く、思考の迷路にいた私が、じょじょに解き放たれていくその過程が言葉の魔法にかかったようで楽しい。私の悩みへの根源的な気づき。つまり「市民と議員の関係性はもはや平等ではない」との一言が胸に落ち納得。
 迷う私が、さらに迷路を進みつつ出口に導かれているそんな講座って、浅野さん曰く、自虐的? いえ私にとっては、多角的思考実践講座かな。8月が待ち遠しい。 


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第2回「選挙オプション講座」
   愛知県長久手町・小池みつ子

 前日は、シンポジウム、そのあと選挙講座、さらに交流会と続いた。そして翌日、朝9時からのオプション講座。これも午後2時までお昼をはさんでぶっ通しで行われた。
 この講座は他のいつもの勉強会と少し雰囲気が違う。選挙に関して自分のかかえている問題について聞いてもらえ、講師の寺町ともまささん、みどりさんや時には参加者から、率直な意見を聞ける。もちろん講師からのアドバイスもあり、モヤがかかっていたことが自分なりに解決にむけて整理できていく。他の人のかかえる問題は十人十色で、ほとんど共通するものはないが、それなりに興味深い。私はこの時間がけっこう楽しいが、それぞれが深刻な問題を解決する貴重な場でもある。
 選挙がまじかな人ほど、問題もより具体化してくる。私も含め参加者の多くは来春になるが、「まじか」という意識をもう持たなければと、再認識する。まだ何のスケジュールもできていないが、議会をこなしながら選挙を迎えることになるわけで、のんびりとはしていられない。
 さて私の場合、地域で一緒に動いている人たちと、今後どのような活動をしていくかについても、少し整理ができてきた。みんなそれぞれ親の介護や健康面など、4年前、8年前と状況が変わってきた中で、当然活動も同じというわけにいかなくなってくる。
 あらたな状況のなかで、まず私がするべきことはたくさんある。仲間の状況を心配する前に、私が何をどのように進めて行くかを計画し、できることから行動に移していけばよいのだと思った。「みんなに相談してから進める」というこれまでのパターンにこだわらず、やれるところはやりながら、相談していけばいい、と今回考えることができ、なんだか気分も軽くなった。
 とは言うものの、思ったようには進まないのが現実で、きっとこの先も問題が出てくるだろう。迷い込まないよう、これからもこのような場に参加しながら進めていきたい。


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−7月8日の日程−
シンポジウム
「政治を市民の手に!〜ひとりからはじまる」
とき:2006年7月8日(土)13:00ところ:名古屋市女性会館大ホール


第1部・基 調 講 演
「脱 政 党 の 時 代 に」浅野史郎さん
脱政党をどう考えるか/できたことできなか
ったこと/市民自治とは何か/これからの地域社会のあり方/市民派首長・市民派議員の果たすべき役割 etc

第2部〜パネルディスカッション「政治を市民の手に〜わたしたちに何ができるか」
パネリスト報告
@福井発・焚書坑儒〜バックラッシュとたた かう〜今大地はるみ(福井県敦賀市議)
Aエベレストを目指して、金華山に登る
 高瀬かおる(岐阜市民)
B議員の税金の使い方〜政務調査費を問う
 小川 まみ(三重県桑名市議)
C議会にいい風を吹かせる
 小池みつ子(愛知県長久手町議)
D市民として議員として 制度を使いたおす
 寺町ともまさ(岐阜県山県市議 )
パネルディスカッション
 コーディネーター:寺町みどり
パネラー:浅野史郎・今大地はるみ・高瀬かおる・小川まみ・小池みつ子・寺町ともまさ

【セッション2】第2回「M&T企画/選挙講座〜選挙に当選する人、しない人」
@「浅野史郎〜わたしの選挙」〜浅野史郎さA「市民型選挙の基本/選挙に当選する人・しない人」〜寺町みどり
B各地の選挙を見て〜寺町ともまさ
C3分間スピーチ「わたしの選挙の勝因・敗因」〜連続講座参加者 
Dディスカッション

【選挙オプション講座】
7月9日(土)9:00〜
「選挙でかかえている問題と解決の方法」