2000年6月議会 通告 期限6月2日 質問日7〜9日
◆《第1問》
地球環境村について 町長
◎一昨年9月議会で、私がこの場で取り上げて以来、町長は常に、何も具体的になっていない、研究中なだけだ、白紙の状態だとの主旨の答弁ばかりでした。
しかし、昨年も県知事が「地元が積極的に推進のために努力してくれているので、それに期待する」、今年の3月9日には「高富では現在、町長が整備に向け努力している」と答弁しています。さらに知事は、3月9日の答弁で、「今月2日の岐阜圏域の担当者会議が初めて開かれ、高富町を候補地とする地球環境村建設の推進を、圏域として進めていくことになり」と述べています。
町長は、高富町のこういう公式の場では、何も進んでいないような雰囲気を示しつつ、県や町、地球環境村の財団は、事業の準備を着々と進めているのではないでしょうか。
◎現在、財団でも、町の担当課でも熔融炉が前提だ、としています。町が地球環境村の検討のために具体的に動き始め、予算執行なども始めてから、2年が経過しています。もはや検討の期間は十分に経過しています。
町長は、熔融炉のよい点、悪い点について、どのように認識しているのでしょうか。
《再質問》中津川市で廃棄物問題に関する住民運動の中心的な人物が今年3月、市長に当選しました。その中津川市で、今から2週間前の5月27日に、ゴミ焼却における熔融炉の問題についての講演会が、市民主催で開かれたので私も参加してきました。 そこでは、ゴミの量の問題、どういうゴミなのかという問題、熔融炉からでる「飛灰」の問題、スラグの問題などが強く指摘されました。
◎スラグという俗に言えば熔融炉からでるゴミは、道路の舗装などに使える、といわれながら、現在もうずてにダブついて、野積みで放置しているところももある、といいます。
◎「飛灰」にはダイオキシンなどや有害なものがたくさん含まれている事を承知していますか。
◎熔融炉のよい点、悪い点についてわからずに進めるのは、住民には納得の行かないことです。どう考えますか。
《再々質問》
◎裏で進めていることに関して、
11月26日(金)15時〜17時
県関係者15人
名簿による議員は14人
町関係者町長ほか7人
が会議をもって、ふれあいぱーク整備構想についての協議を行っている。
内容を見る限り、議長が議長が議長としてあいさつ、町長が町長としてあいさつしています。
一部の議員を外して、県を公式に出張でよんでおいて、これを、秘密裏に進めているとはいわないのでしょうか。
◎ 3月2日の会議の資料で、岐阜圏域の主な企業へのアンケートで、地球環境村ができたら委託したいという、まず量についての集計がされています。その量は、年間約27000トンです。一日、約100トン弱。従来から、まことしやかに言われていた、大桑で一日100トン処理する、という量にちゃんとあっています。
次に、どういう廃棄物の処理を企業が想定しているかの詳細なデータもあります。
・・・・
このように、産業廃棄物の量も、質もはっきり示されています。
町長が、何も具体的なものはないと言い続けた答弁とは、全く違っています。
一体、どっちが本当なのでしょうか。
◎ いたずらに、住民を不安に陥れているだけではないでしょうか。
◆《第2問》東深瀬のゴルフ場計画の現状と地域の展望は 都市計画課長
1、3月から4月にかけて、事業者から町や県に開発許可の返上である「廃止届け」が出された。この手続きの現状と、今後の受理の見込みはどのようか。
2、廃棄物が投棄されたり、許可に反して造成などされているところがある。以前から県が指導しているが、今後の改善の見込みはどのようか。
3、廃止になるのは時間の問題としても、その後の土地利用が極めて大きな課題であり、かつ住民の関心事である。
・今回の予定地の、開発事業者名義の土地と個人地権者名義の土地に関して、地権者数及び面積はどのようか。
・個人地権者名義の土地に関して、事業者と賃貸契約している人と、同意書のみ提出して権利をまだ移していない人の地権者数及び面積はどのようか。
・締結されている賃貸契約の要点(賃貸地の着工までの管理責任、更新の規定、計画中止時における規定、契約破棄もしくは不履行に関する規定など)はどのようか。
4、全国各地で、ゴルフ場計画が実現しなかったら、廃棄物処分場計画に話がすり替わる例が目立つ。近くでは伊自良村の掛や平井地区でのゴルフ場計画が困難な状況になったとき、推進の関係者らは、廃棄物処分場計画での開発を提案した。しかも、県の地球環境村・ぎふとして行うから大丈夫と、行政や議会、地元に強力に働きかけ、同意の印まで実際にとりつけていた。「着手金」まで、一部の地権者に配布し、混乱した。この隣の自治体での具体的な経過について、町はどのように認識しているのか。
5、町の土地開発指導要綱の適用はどうなるのか。いずれにしろ、地元に密着する地方公共団体の責任として、この地域の将来についてどのようにとらえていくのか。
◆《第3問》介護保険について 保健課長
介護保険のスタート後の利用者サイドの諸問題とその対応について、どのように認識しているか。
◆《第4問》公園計画の状況、実施計画は 都市計画課長
公園を増やす、と言われ続け、ずっと以前から、公園づくりの計画が練られていたが、未だに公園計画が示されていない。
高富町の既設公園の現状、当面の実施計画、そして将来の計画はどのようか?
《再質問》
町民一人当たりの公園面積の比較のデータからは、町内での公園の充実度に大きなムラがあることが明らかです。町全体では約8uとのことですが、高富地区は、約1,06u、富岡地区では、何と約0,34uしかありません。
今年整備される高富地区の佐賀防災公園も面積にいれると、富岡地区は、公園の整備が極端に遅れていることが明らかです。
身近な公園を設置するには、例えば、用地だけなら無償で提供してもいいという方があれば、これを町が造成し、整備を町が行う、という方法をとれば、安い費用で公園を設置することができることは、以前から指摘されていますが、どのように考えますか。
《再々質問》
新年度、職員の手で、第4次総合計画の基本計画の中間の見直しがされます。具体的な公園整備、特に、不足しているエリアの整備を、後期計画の中に、位置付けるべきではないでしょうか。
公園を増やす、と言われ続け、公園づくりの計画が練られていたが、未だに公園計画が示されてない。
高富町の既設公園の現状、当面の実施計画、そして将来の計画はどのようか?
◆《第5問》具体的かつ積極的な財政再建策を 企画課長
どこの自治体も財政が逼迫し、工夫をこらしている。
1、高富町の基金の利率はどのようか。
2、高富町の地方債に関する政府系資金の過去5年の平均金利の年毎の推移はどのようか。
3、同じく、“非”政府系資金についてはどのようか。
・金利4%以上のものについて、繰り上げ償還すると、どのような功罪があるか。実行は不可能なのか。
・借り換えすると、どのような功罪があるか。実行は不可能なのか。
・金利の引き下げ交渉をすることは、どのような功罪があるか。実行は不可能なのか。