02年3月議会(3/6(木) 通告期限)

◆《第1問》合併について《答弁者・町長》
 岐阜の新市長は、選挙の質問において、前市長の合併表明に関して、「改めて積極的に合併意志を表明する」と答え、合併協議を進めている山県郡三町村のことに関して、「三町村長と話し合ってみる」と答えている。町長は、12月議会で、「三町村長のいるところで岐阜市長から話があれば」、と答弁している。

(1)岐阜市長と会うか。そのときに、「岐阜市とも合併を共に検討する」というのか、「岐阜市と合併は無理」というのか、基本方針はどのようか。

(2)岐阜市との合併を求めている市民グループから、紹介議員を市政自民党議員らとして岐阜市議会に「岐阜市と周辺市町村の合併実現を求める請願」が出された。請願項目は新聞でも報道されたように、次の2点である。@「岐阜市は、周辺市町村との合併実現のために具体的意志表明をすること」、A「岐阜市は、合併特例債等の使途を合併する市町村の整備に最優先させること」。
 自治体の長として、自らのの住民が行った@Aの請願項目について、具体的にどう受け止めるか。

(3)合併に関する郡内のアンケート集計の自由意見欄のまとめにおいて、「合併に賛成、肯定的意見が238件」とあるが、その内訳はどのようであると知るのか。山県郡の合併賛成という意味か、それとも一般的に合併がいいという意見か?


◆《第2問》高富町の有線テレビ・CATVの現状と将来について《答弁者・町長》
(1)CATVに今まで、高富町が投入してきた公費は、およそどれくらいか(年度別と総額)。
また、加入者数と加入金合計はどれくらいか。利用者から納付された利用料の総額はどれくらいか。
(2)当初250円の利用料が途中で500円に値上げされた。CATV事業の運営に、町からの補填がないとすると、実質的にペイする利用料は月額1500円程度と認識するが、良いか。違うなら、どの程度というのか。

(3)現在利用しているケーブルなどは間もなく寿命と聞く。その更新工事のための時期と経費はどのように予想されているのか。

(4)常々、近い将来はデジタル放送に移行する、と説明されてきた。その経緯と展望はどのようか。
(5)昨年12月議会の常任委員会で、CATVにおける郡内合併の対応に対する質疑で、郡全体に広げると、極めて大まかな額であるが20億円位であろうか、というような主旨が答弁されている。 高富町と住民の財産であるCATVの今後の選択肢は、@現在の範囲だけで維持・継続している、A中止(放棄)する、B民間へ任せる、それから仮に、合併があるとして、C三町村に広げる、というものしかしかない。
 町の誇るべき財産の管理の展望についての説明責任として、それぞれの場合についてのメリット、デメリットをどのように述べるのか。


◆《第3問》 土木工事の一括下請けや現場管理について 《答弁者・建設課長》
(1)一括下請けとはどういうことか。これに対する規制はどのようか。

(2)(全部でも、一部でも)下請けに出す場合、現場監督として認められるのは、有資格者の元請社員だけなのか、下請けの有資格者でもよいか、有資格者なら第三者の者でもよいか。

(3)現実に、昨年4月から本年2月に発注した工事で、下請け届けが出ている工事(建設課分)はどの事業か。


◆《第4問》 大規模廃棄物処理施設計画について《答弁者・町長》
 大規模廃棄物処理施設計画である地球環境村について、昨年9月から12月の動きについて、12月議会で質問した。
(1)それ以降の住民の反応をどのように理解しているか。
 今年になって、県とのかかわり、地球環境村財団とのかかわり、地元の役員らに対して行ったこと、地元の一般住民に対して行ったこと、それぞれ、具体的にどのようか。

(2)地元からは、99年(平成11年)1月の署名を付けての拒否表明は今も生きている、との声が強い。署名の宛て先人である高富町(町長)は、有効と思っているのか、それとも当時の拒否表明はもう期限切れ(白紙に戻った)、と思っているのか。

(3)町長は、「可児のささゆりに見学に行った人は約220人である」としつつ、町長が、見学した人たちに関しては「環境村構想推進に理解を得た」「計画に協力的である」ととらえているように思える発言をされているので、地元からは、「極めて心外である」、「見学にいってくれ、と頼まれて行っただけなのに」、という声がでている。これら不満は、どの程度であると受け止めているか。
(4)町が、まるごと福祉健康村用地として約7億円で取得した椿野の土地に、ゴミ処理施設計画を進めるのは話が違う、という声が地権者にも強い。福祉の計画はなくなったのか、あるのか。

(5)昨年12月の地元や議会への説明会では、高富町で計画している環境村の核心は熔融炉であり、その熔融炉で処理するのは、大部分が産業廃棄物である、という。
 熔融炉で安全に産業廃棄物を処理するができると考えているのか。


◆《第5問》補助金適正化法違反について《答弁者・町長》
 昨年12月議会で、四国山公園一帯のうちの香り会館周辺に関して、当初研修施設としての補助を受けて造りながら、途中で、国の意に反して、喫茶風に目的変更したことは補助金適正化法違反ではないか、と質問した。答弁は、国や県と協議・検討する、との主旨だった。
 その後の経過と現状、今後の予想はどのようか。