受付番号 第 号
2004年9月16日
時 分
山県市議会議長 様
山県市議会議員
寺町知正 印
一般質問通告書
下記のとおり質問したいので、通告します
質問番号 3 番 答弁者 助役
質問事項 地域のゴミ処理計画の現状と将来の構想について
《質問要旨》
産廃や自治体の一般ゴミの処理は全国の課題である。この地域の過去の計画に精通し、将来を誘導する助役に質問する。
(1)既存計画の頓挫について
高富町時代から、大桑地区に取得していた土地を前提に、地球環境村という大規模な産業廃棄物処分施設を造る計画が示されていた。これに対して、地元は環境や健康への心配、そしてもともと福祉村の構想実現のために土地を提供した、などの理由で根強く反対していた。
今年6月に地元の5つの自治会が最終の意思表明を市に伝えた、とされている。
@今年6月の地元の意思表明の期日と内容はどのようか。
Aそれを受けて、市は他の機関に対して何をしたか。
B用地として取得した土地の筆数、総面積、総取得額、取得後に加わった金利分の総額はいくらか。今後の年間に発生する利息額はおよそ幾らとみるのか。
C今後、この取得土地を含め一帯の構想をどのように組んでいくのか。
(2)新設の計画について
山県市は、あと6年間は岐阜市にゴミ処理を依頼している。が、その後は、自前で処理することになる。そこで、今年中に概要を具体化して、来年05年に1年間の環境アセスメント実施、再来年06年秋には立案を完了したい意向とされる。
焼却灰は灰熔融を前提とした熔融炉で、24時間連続運転の20トン炉を2基、自治体が扱うのは「一般廃棄物」だが、一部の産廃も一緒に処理する「あわせ産廃」でいく、との意向も示されている。そこで質問する。
@施設規模について
ゴミの炉は焼却の場合はもちろん熔融炉の場合は特に、その設計された量のゴミが投入されないと極めて不都合になるシステム(だから「大きければ余裕があっていい」、というものではない)。現在、市のゴミは日量約30トン程度。それを40トン規模の炉にすると《日量40トンのゴミを確保しなければいけない》ということになり、「ごみ減量」という基本とは矛盾してくる。市民意識がさらに向上し、分別、リサイクルが進むと、ますます「ゴミの量を確保しなければ」という逆転した事態が生ずる。
新施設の建設の経費はどの程度の額の規模を予定しているのか(少なくても、10億のオーダーなら示せるはず)。
費用のことも考えれば、将来のゴミ発生量の予測に対応する施設規模にすべきで、過大な規模にすべきではないと考えるが、どうか。
A「あわせ産廃」について
市民、国民の税金で建設する市のゴミ処理施設において、自治体が民間の業界の産業廃棄物を一緒に処理します、税金で企業の事業ゴミを処理します、ということでは自治体の責務を著しく越えたことになると考えるがどうか。
また、財政が厳しい中で、そのようなことをする余裕はなく、許されないのではないか。
B地元への説明と合意形成について
当該の市の施設の予定地はどこか。
その地元への説明と合意形成の時期と方法、そして展望はどのようか。
以 上