97年3月7日(金)締め切り 3月議会一般質問
◆廃棄物の不法投棄や野焼きについて
廃棄物などの不法投棄や建築廃材、廃棄物などの野焼きが、各地で問題となっています。岐阜県でもこれらに対応するための方策を種々検討しています。
高富町では、過去には医療廃棄物の投棄すら指摘されています。
住民からは、通報したり、苦情を申し立てたけれど、町や保健所の対応に不信感をもった、という声も聞きます。
そこでお尋ねします
@不法投棄や野焼きについて、高富町の基本姿勢はどのようでしょうか。
A過去に口頭を含めて指導等を行った例は幾つかありますが、その後どのようになっているか、についてお答えください。
◆特殊な新聞等の購読料支払いについて
役所などでは、例年、「特殊な地方紙」に購読料などを支払っているところがあります。県や市町村議員においても、選挙の際などに購読料や掲載料などの名目で支払う人も少なくありません。
高富町においても、このような新聞に公費を支出しています。しかし、税金で購入しながら、殆ど誰も読むことも無く捨てられています。そして、このような支出は、大抵の人が良くないことと、考えています。そこでお尋ねします。
@高富町が、過去3年間に公費によって負担した
◎購読誌数
◎購読料
◎広告掲載料
の数字や金額を年度毎にお答えください
Aまた、今後、どのように対処していくのでしょうか。
◆民間の人たちと連携し、地域に根差した福祉を充実することについて
人は誰しも、慣れ親しんだ地域社会の中で、生きがいをもって人間らしい生活ができることを望んでいます。介護が必要となっても、女性のみの介護に頼らなくてよいようにするため、地域の中に在宅支援センター・訪問介護ステーションなどの24時間体制の在宅援助拠点をつくり、専門家を増やすための積極施策、ボランティアグループへの財政支援などが求められています これからの福祉は自助・共助・公助の精神が重要です。そして「ネットワーク型福祉社会」という言葉も使われ始めています 高富町においても、単なるハコものをつくるのではなく、このような観点に立って、本当に役に立つ施設づくりを、総合的に進めていくことが必要です。今は、価値観が多様な時代です。役所が上から「こうですよ」と与えるような福祉ではなく、住民の皆さんそれぞれが望んでいる福祉を充実させていくことが重要です。
◆高富町の行政について
私は、
◎民間の人たちの福祉活動、ボランティア活動を支援し協力し、またそれらを盛んにすること
◎福祉政策や事業に女性の視点を取り入れること
が必要なことと考えます。
この点について、高富町の担当責任者として、どのようにお考えでしょうか。
@基本姿勢と
A具体的な方策についてお答えください。
◆河川改修の発想転換を
河川改修に当たって、側面や床面をコンクリートで固めてしまう改修方法に対して、各方面から反省が出ています。
東京の建設省の本庁にいくと、ロビーには自然を生かした河川改修を進める説明や展示がされています。さらに、国は、市町村の担当者には自然を生かした河川改修に理解が無い、意識がないとの嘆きがある、とも言われています。
国の基準を押し付けられ、補助金に縛られた市町村からみれば心外な意見でしょう
@国の考えが変わって来た中で、高富町は今後の河川改修に当たって、自然と調和し、自然を生かした河川改修の工法について、どのような展望をもつのか、基本姿勢と具体的な方策を示してください。
Aお金を使わずにできることとして、堤防の除草の際に、水際だけ帯状に草を残し、陰をつくることで、川の生態に好適な影響を与え、魚など生物の種類や数が増えると、魚類学者は指摘しています。各地の堤防管理でも、このような除草方法はよく見かけます。本年度より高富町もとりいれてはどうでしょうか?
◆情報公開条例の制定について
地方自治体において、情報公開条例の制定が相次いでいます。今の春には、穂積町が制定し、金山町も個人情報の保護も含めて実施の準備をしています。
役所の仕事において、情報を公開するという姿勢をとることは、職務の効率性を高め、公正さを確保していくことに、大きく貢献します。そして、住民の信頼も増します。
高富町では、新庁舎での仕事も定着し、コンピューター化も進んで、公文書管理も徹底して来ており、情報公開の実施に関して、十分な条件が整って来ました。今こそ、条例制定の絶好期と考えます。
どのようにお考えですか。