99年3月議会 通告分

◆《第1問》職員の給与、手当等について
 議会の委員会で、1970年代から町単独で事務のOA化、職員の意識改革、行政機構の改革などを進めてきた愛知県幸田町の実情を学んだ。高富町もさらに改革を進める必要がある。
 民間が厳しい時代、公務員も厳しくというのは素直な納税者感覚である。しかしまた、公務員給与の在り方は民間の給与水準を維持する意味でも適正である必要がある。行政改革とともに職員の労働者としての権利保障が必要である。
(1)時間外勤務に対しての手当の実際の支給割合(充当率)はどの程度か?
(2)管理職の休日勤務に対する管理職特別勤務手当の支給割合はどの程度か?
(3)職員の休日確保の観点から、休日出勤した場合は、平日に休暇をとる代休制度の活用促進はできないか?
(4)管理職手当の支給対象者を課長補佐にまで広げることで、サービス残業をなくして時間外勤務手当を的確に支給しつつ、時間外勤務手当の支給総額を大幅に減額させられるのではないか?
(5)出張同行者を極力減らすことはできないか?
(6)総合庁舎、県庁など近隣への出張手当を廃止することはできないか?


◆《第4問》介護保険について
 介護保険の申請はあと半年で始まり、来年春には事業が開始される。
(1)要介護認定の試行で明らかとなった問題点はどのようか?
   またその解決方法は?
(2)保険料の額の設定について、現時点ではどのような議論がなされているのか?
(3)昨年行った介護保険に関するアンケートの集計結果の要点はどのようか?
(4)山県郡の介護保険を担当する福祉事務組合では、来年の事業スタートに向けて、 どのような介護サービス事業を計画しているのか?
 横だしサービス、上乗せサービスなどを行う可能性及び意欲はあるのか?
(5)高富町単独で福祉事業を進めて行くことに関して、「配食サービス」「外出介助」「追加的な訪問介護サービス」などは計画していないのか?


◆ 《第3問》まるごと福祉健康村と地球環境村・ぎふ
(1)地球環境村・ぎふに関して、12月議会では、県や財団を伴っての説明を1月
以降に行うとの答弁があった
 @1月22日、大桑・市場地区から出された要望書の内容とそれに対する町の見解及び評価はどのようか?

  A説明会は、どの地区で行い、どのような反応であったか?
   行っていない地区はどこで、どのような理由によるのか?

  B現在の構想では、処理するものは、市町村が回収するゴミなのか、産業廃棄物なのか? 
   また、事業主体は、町なのか、県なのか、財団なのか、民間なのか?

  C今後、さらに構想を次の段階に進めることについて、どう考えるのか?

(2)まるごと福祉村構想に関して、1月23日付けの新聞は「財政難で、見通しは厳しい」と報道している。
  @かつての覚書で、土地の売買予定価格は、u当たり12800円とされている。
地権者らは、この価格をどう考えているのか? 
   それに対して、高富町はどう考えているのか?
  A総合的にみて、地元と町の話し合いの現状と展望はどうなのか?
  B美山町、伊自良村の経費負担の意志決定の協議は進展しているのか?
  C事業着手は、何年ごろになるのか?

(3)環境村構想と福祉村構想を平行、同時進行させることのねらいは、計画区域を一部重複させることにより、事業費が低減することのメリットにあるのか


◆《第5問》環境行政の現状
(1)生ゴミ処理機に対する補助の新年度の予定はどのようか?
(2)資源回収奨励金の「目的と現状」はどのようか?
   これらの資源回収活動は郡のゴミ行政にとれのようなメリットがあるのか?
(3)生ゴミなどは週二回の回収が定着し、住民から喜ばれている。ただ、収集ポイントに関して、場所が不都合になったとか遠くて不便とかの場合もまだあるようだ。どうすれば変更できるのか?


◆ 《第2問》町の財産管理は、早急に是正措置する必要がある
 高富町においては、「町の財産」や「民間から寄付を受けた公有財産」が適正に管理されていない。例を挙げれば、小中学校のPTAや保護者、卒業生が学校へ、すなわち高富町へいろいろなものを寄付する習慣があるが、これらに関して、大部分が「寄付採納」手続きをとっていない。公有財産としての登録、管理がされていない。だから、例えばもし、誰かが持っていったとしても、町は何も分からない可能性もあるし、被害届けの根拠もない状態だ。
(1)町の公有財産に関して、土地、建物の登記は適正になされているか?
   財産台帳、物品台帳等は確実に整備されているか?
(2)過去3年間(96〜98年度)の町の受けた寄付の件数は何件であったか?
   そのうち、寄付採納手続きを行った件数は?
   それぞれ、財産台帳、物品台帳、備品台帳に記録されている件数は?
   登録、管理がされていない案件は、どれくらいあるのか?
(3)では、実際に小中学校に寄付された次のものについて、手続きと管理は適切であるのか尋ねる
  @土地建物に関して「卒業記念など樹木類」及び「中学校の体育館の緞帳」は?
  A工事費、手間賃など無形のものに関して、「口約束だけで、学校の車庫や宿直室をPTAが改造し、手続き上そのままになっている」ことは?
  B物品に関して、「備品類」及び「図書館の書籍類」は?
(4)一昨年12月、中学校に寄付された軽自動車に関して
  @一昨年12月、寄付で改造された中学校の車庫の登記はなされているか?
  A任意保険はどうなっているか?
  B寄付された軽自動車の任意保険に関して、後年まで任意保険を求めていることは、禁止された「割当的寄付」ではないか?
  Cそもそも公用車に民間の個人団体が任意保険を設定ができるのか?
(5)未登録の寄付物件に関して、溯って確認できるものはすべて今年度中に一括して寄付採納手続きし、かつ財産として公式に記録すべき、との見解がある。
   町はどう対応するのか?