《解説》(質疑しないと内密に処理されることので表に出した事案)
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99年9月議会
町道認定と寄附採納
日程第5 議第46号 高富町道路線の認定について
山崎町長。
○町長(山崎 通君) 今回、追加提案させていただきました案件は、高富町道路の認定についてでございます。審議願います路線は、9月定例会当初にお願いする予定でございましたが、一部書類に不備がありましたので提案を見送りましたが、書類も整い寄附採納の要件も満たされておりますので、道路法第8条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。適切な御決定をいただきますようお願いいたしまして、提案説明とさせていただきます。
○議長(鬼頭鉄雄君) 町長の提案説明が終わりました。御苦労さまでした。
議第46号 高富町道路線の認定についての質疑を行います。
発言を許します。どうぞ。
寺町知正君。
○1番(寺町知正君) 今、提案理由の説明でしたが、非常に抽象的なんで担当課にお聞きしたいんですけれども、まず、寄附採納ということですので、その寄附の理由ですね。それから、事業者名といいますか、どういうところからということですね。
それから、もう1点ですが、書類不備ということでしたが、どういう点での書類不備かということですね。とりあえずその点について、お答えください。
○議長(鬼頭鉄雄君) 建設課長。
○建設課長(土井誠司君) 寺町議員の御質問にお答えいたします。
まず、寄附の理由につきましては、宅地開発に伴いまして用地の取得、寄附をいただくものでございます。
そして、書類の不備の件でございますが、書類の不備の箇所に関しましては、寄附を受けます用地の分筆等でいろいろ不備がございましたものですから、その関係のことでございます。
以上でございます。
○議長(鬼頭鉄雄君) 業者名。
○建設課長(土井誠司君) 業者名は、株式会社 玉井産業でございます。
○議長(鬼頭鉄雄君) 寺町知正君。
○1番(寺町知正君) 今ちょっと概略の説明をいただいたんですが、それでは寄附を
いただいたということで認定、こういうケースはよくあるわけですけども、図面で見ますと、一番道路の先ということになるわけですが、認定をすることによって、今後町が、例えば通常の道路にするために拡幅しなければならないとか、現状は非常に路面が悪いから舗装をしっかりしなきゃいけないとか、そういった財政負担が伴うような措置が必要な現地の状況かどうか。私、今初めて見ましたので、現地はとてもわかりませんから、その辺の説明をお願いしたいということと、もう1点ですが、これ図面で見て、今回認定する部分に至る途中、これは既に町道だと思いますけど、この部分では同じような問題というか、そういう財政負担を伴うような状況にはないのかと、その2点についてお答えください。
○議長(鬼頭鉄雄君) 建設課長。
○建設課長(土井誠司君) 御質問にお答えいたします。
今質問されました、現況の道路の拡幅、また舗装等でございますが、この両方とも現状の寄附を受けるところは完了しております。
そしてもう1件、手前の路線ですから3015の1号線というふうに理解をいたしますが、この3015の1号線に関しましては、昭和60年の3月に認定をいたした路線でございます。私も、現場の方へ行っておりますもんでよく知っておりますけど、この路線は、幅員の方はちょっとその当時3メートルほどでございますが、町において将来的にいろいろ改良の余地があるかということですが、地元自治会等からいろいろまた要望があれば検討して、改良するかしないかは別としまして、現地は見さしてもらうという考えでございます。
よろしくお願いします。
○議長(鬼頭鉄雄君) 寺町知正君。
○1番(寺町知正君) 町長にちょっとお尋ねしたいんですが、こうやって寄附をしていただく中で、道路の整備ということは財政負担がないわけですので、そういう点ではいいかと思いますけど、従来から一つ言われてたことで町長も御存じかと思いますが、十分な幅員がないとか、整備状態が悪いという現状のまま寄附をして、以後、町が整備をしていくということで、かなりいろんな財政負担が伴うとか、いろんな手続が必要であるという話があったわけですけれども、そういったことについて、現在町の指導要綱も2年前でしたか、かなり厳しい形で整備されています。そういった中で、そういったものとの整合性もとりながらいかれるとは思いますが、こういう、今の説明では現況は非常にいいと思うんですが、町長として今後、不十分な道路状態、幅員が足らないとか、そういったことで採納を受けた場合に、認定していくということでおみえなのか、その辺基本的な方向はいかがでしょうか。
○議長(鬼頭鉄雄君) 山崎町長。
○町長(山崎 通君) ただいまの寺町議員の御質問でございますけれども、議員がおっしゃるように、不十分な状況の場合は認定はしていません。むしろ、これからは業者さんにもいろいろお願いをしてるんですが、完全なものを寄附をしていただくというように指導もしておりますので、そういうふうにお考えいただきたいと、こんなふうに思っています。
○議長(鬼頭鉄雄君) 田中優一君。
○14番(田中優一君) ただいまの件ですけども、町長も今答弁の中にあったように、幅員は4メートル、例えば3メートルのものは寄附採納として幾ら取ってくれと言われても取りませんよということなんですね。側溝もきちっとつけなさい、法的にクリアして、これならいいということを寄附採納を受けて、町道路線に認定して議会へ諮るということですから、例えば、今質問に出てるような2メートルだとかあるいは1メートル50だとか、そういうものを、今までは受けたけども今後もう受けないという、そういう方針じゃあないんですか。建設課長。町長さんに聞きましょうか。
○議長(鬼頭鉄雄君) 山崎町長。
○町長(山崎 通君) 田中議員が今発言していただいたとおりで、不備なものについては、今後一切町道認定をいたすつもりはありませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(鬼頭鉄雄君) 寺町知正君。
○1番(寺町知正君) 認定はしないということはそれでいいと思うんですが、仮に不十分な状態で、実際にそこに住む方が生じてそういう状況になった場合に、不十分な道路状態で寄附採納を受けるのか受けないのか、十分な状態で受けたいという気持ちは私も十分わかりますが、不十分な状態の中で実際には住民の方は道路を利用するしかない現状があります。それを不十分であるから受けない、いわば私道の状態で使ってくれというふうに言っていくのか、寄附を受ける、受けたら認定ということになるわけですが、その辺の基本姿勢、絶対受け付けない、寄附すら受けないということなのか。
○議長(鬼頭鉄雄君) 山崎町長。
○町長(山崎 通君) 議員のおっしゃるとおりで、不十分な場合は寄附は受けませんので、よろしくお願いします。十分に完備していただいて、整備をしていただいて寄附採納を受けるということですので、よろしくお願いします。
○議長(鬼頭鉄雄君) ほかに質疑ありませんか。
藤垣邦成君。
○9番(藤垣邦成君) ただいまの質疑、答弁お尋ねしてますと、町長さん、4メートルでないと町道認定しないとおっしゃいましたけど、私は基準でもって町道認定をはめてしまうと、やはりそこに行政としての基準は大切ですが、例えば30年、40年この道路と過ごしてそこに混住の町並みができたと、しかし、この道は規格に合わないから町道認定できないっていうような規格がありますと、非常にそこに住む人が難儀されるような事態も起きてきます。この認定する、しないは、基準を越えてやはり政治的な判断、町政の心の通う、血の通う町政ちゅうのは、やはりこれは町長の御権限で幅広く運用できるような形が僕は好ましいと思うんですね。ですから、何もかも基準に合わないから、規則に合わないからといって、町政の推進をしていくっちゅうには、余りにもこう、ちょっと乱暴過ぎる。ここでそういうことを議決する、議決と言いますか答弁されますと、それがそのようになっていく方向を示唆するんですけど、その辺を町長さん、僕はお願いしたいのは、やはりそういう部分で政治的な御判断をなさるべきだと、こんなふうな意見を申し上げておきたいと思いますけど。
○議長(鬼頭鉄雄君) ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鬼頭鉄雄君) 質疑ないものと認めます。よって、これをもちまして質疑を終結
いたします。
議第46号 高富町道路線の認定についての討論を行います。討論は簡明に願います。
最初に、反対討論をどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鬼頭鉄雄君) 討論ないものと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
ただいまから、採決を行います。
議第46号 高富町道路線の認定について、本案を原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鬼頭鉄雄君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし