2001年11月16日
高富町長 山崎通 様
伊自良村長 村橋忠夫 様
美山町長 矢口貢男 様
高富町・伊自良村・美山町合併協議会長 山崎通 様
「岐阜市と合併したい人の会」
代表 天谷孝夫 (岐阜大学教授)
合併進行方針の変更を求める申入書
市町村は、地方分権の推進という共通課題を前にして、財政状況はますます逼迫(ひっぱく)し、一方、多様化・高度化する住民ニーズや少子・高齢化への対応、同時に住民の生活圏の広域化への対応が求められています。そこで行政の自立性や政策能力の向上が急務である、この事情の中に市町村合併を必要とする理由があります。
そして、合併にあたっては、住民の意向が第一とされています。
ところが、山県郡三町村の行政は、2003年(H15年)4月1日の人口3万人としての正式合併の準備を急ピッチで進めています。
これが行政主導で進められていることで、住民からは、有無をいわさないそのスピードに対する戸惑いの声とともに、「もっと住民の声を聞くべきだ」との異議があります。 住民の意志で進めるとの合併の本旨に照らして、極めて異常です。
法定の合併協議会は「合併の是非を含めて協議する」とされています。しかし、現実の協議会運営は、是非を全く議論していません。
同様に、10月に実施されたアンケートは、「山県郡三町村の合併ありき」で、答えようがないと感じて回答に困惑する声も多くありました。その集計結果をもっての合併推進は、さらに住民無視を重ねることになります。
そこで、次のことを申し入れます。
1 協議会は山県郡三町村の合併の是非を検討すること
2 合併の是非、合併の組み合わせを問うアンケートを実施すること
3 合併の組み合わせを示し、合併の是非を問う住民投票を実施すること
以 上