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新しい風ニュース NO166
やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻203)
岐阜県山県市西深瀬208 TEL・FAX 0581-22−4989
なんでも相談 どの政党とも無関係の 寺町 ともまさ
http://gifu.kenmin.net/teramachi/ tera-t@ktroad.ne.jp
2005年3月25日 発行
山県市の3月議会の報告です。議会は、条例や新年度予算などが質疑され、3月23日に討論・採決して閉会しまた。この印刷したニュースでは紙面が限られていますので、もっと詳しいやりとりなどは、上記のアドレスの私のWebページに掲載しました。ご覧ください。
◆図書館条例とインターネット予約
《問・寺町》高富と美山の図書室を伊自良図書館の分室に位置付け、横断的な運営をするという。蔵書のWeb公開はどうしていくのか?
《答・教育次長》伊自良には5万6000冊、高富には2万2000冊、美山には1万2000冊の蔵書がある。伊自良図書館の蔵書について、インターネットでの検索や予約ができるようにする。
《問・寺町》その図書は、伊自良まで行かなくてもよいのか。高富、美山の蔵書については、インターネットでの検索、予約はできないのか?
《答・教育次長》予約した図書を高富や美山の分室でも受け渡しできるようにする。貸し出しについては、数日後にはそれぞれの分室に届けれるよう考えて行きたい。高富、美山の蔵書は、将来にわたっては構築したい。
《問・寺町》県の図書館は、コンビ二などでもやっている。
《答・教育次長》他の場所の拡大については、今後より便利な方法を考える。
【寺町のコメント】伊自良図書館は以前から好評。私は議案には賛成した。
◆美山の養護老人ホームの廃止
《問・寺町》大桑にある特養「椿野宛」を運営している同朋会に委託するという。従来から、同朋会の運営に自治体が直接タッチできない問題が指摘されていた。運営体制やサービス維持について、市はどのようにチエックするのか。
《答・保健福祉部長》同朋会は藤倉に本部を置き、実績がある。老人福祉法により県が指導監査を行う。市は基本契約書で決算書を求めている。
【寺町のコメント】委託運営の監視には、制度上の問題の解決がいる。市の主体性がない。委託すること自体は、他の施設と同じなので、議案には賛成した。
◆69歳の福祉医療費助成廃止
《問・寺町》現在の条例が定めている69歳のうちの対象者は?
《答・保健福祉部長》「同居の全員が非課税の場合に限定」とされている。
《問・寺町》69歳は弱者ではない、との提案説明だが、全くちがう。「対象者は、生活面、所得面では弱者だ。県がやめても、市が政策として行うことは可能。結局、市の政策として、やらないだけ。高齢者に冷たい、というしかない。
《答・市長》・・・もろもろ勘案して決めたものだ。
【寺町のコメント】対象者は69歳の市民人372人のうち96人。市の支出は年間で約400万円程度で敢えて廃止する理由はない。私は、廃止に反対した。
◆職員の勤務時間、休暇等の条例
《問・寺町》育児や介護を行う職員の早出遅出を認めるというが、実質的に機能するのか。制度を利用する者の見込みをどのようにもっているのか?
《答・総務部長》時間は、午前7時から夜10時までの間。こういうことを決めた以上、次世代育成の問題もあり、極力とっていただくようにしていきたい。
《問・寺町》申請があったら、快く認めるのか。勤務評定には影響しないのか。
《答・総務部長》申し出が業務に支障のない範囲で認める。制度としてあるのだから、とったからといって影響はない。
【寺町のコメント】後日の委員会で、部長に、「実際に申請するのは、男性と思うか、女性と思うか」と質問。「たぶん、女性」との答え。多くの人がこう考えるところに、男女の固定した認識が根深いと思う。議案に賛成した。
◆年度末の最終の補正予算
《問・寺町》今回の補正の基本の一つに入札や委託料の差額があって補正する、という。こういった、予算より安くできたことで予算が残る場合に、@同種の他のことに回して使いきる、A全体をみて他のことに回して使いきる、B次年度に残す、といの3つのパターンがある。では、山県市はどういう基本方針でこの一年やってきたのか、新年度はどういう方針でいくのか。
《答・企画部長》残ってきたものは、次年度の財源として確保している。次年度もそうする。
《問・寺町》道路などに関して、残ったから他のところを、というやり方もある。《答・企画部長》緊急、突発以外のものは次年度の予算に残す。
◆新年度予算の市長提案の基本方針
《問・寺町》ハード事業は重点化する、とのことだが具体的にどういうことか?
《答・市長》財政事情も厳しい。ソフト面は市民の意を用いる。ハード面では、基本的に重要事業は積極的に取り組むが、従来のように全てにはできないので、必要なものを重点的にやっていく。
◆伊自良の悪臭改善調査委託事業
《問・寺町》畜産公害・市活性化構想策定事業とあるが、「畜産公害」と「市活性化構想」との関係は何なのか?
《答・産業経済部長》特に伊自良地域の畜産について、規模、処理状況、意識調査などをして、悪臭とか衛生とか総合的に施設の構想を立てる。
《問・寺町》現地聞取り調査もあるというが、どういうことを聞くのか?
《答・産業経済部長》農家や地域住民の聞き取りをする。
◆伊自良の農産物直売所建設事業
《問・寺町》どういう経過か。今後の市の支出の見込みはどのようか?
《答・産業経済部長》昨年9月、4つの直売所を統合してほしいとの要望があった。土地は約3000平米。今後は、市が土地を借り、それを貸す。建設費は、建物を約400平米と駐車場に5000万円程度を予定している。
《問・寺町》付加される構想や計画、事業に関して、市はお任せでいくのか?《答・産業経済部長》これから、協議する。
《問・寺町》運営組織に参加する農家の範囲はどのようか。
《答・産業経済部長》山県市全体の農家に参加してもらう。
《問・寺町》生産物は時期的に多い少ないがある。市外からのものを売る、ということをするのか。また、運営がマイナスになった時どうするか。
《答・産業経済部長》山県市内の農産物を使う予定にしている。赤字になったときも(農家の)組織に運営してもらう。
《問・寺町》個人の露店はどうするのか?
《答・産業経済部長》市の要望は、新しくできたら既存の青空市場は廃止してもらう、ということ。4つの青空市場は閉鎖します、小さな路地でやっているところは個人の裁量で、と聞いている。
◆山県市の食糧費は?
《問・寺町》新年度予算全体で食糧費はいくらか?
《答・企画部長》市全体の予算の総額で572万円。うち、高額としては、敬老会に114万円、消防の大会などで120万円、成人式のパーティ90万円。
《問・寺町》残業やイベント、事業の協力などの際、市の職員に対する食糧費支出の基本方針はどのようか?
《答・企画部長》原則として、職員の個人負担だ。
【寺町のコメント】10年前の食糧費は高富町だけで、1年間で2400万円でした。食糧費について、公費を使っての宴会を今でも認めている自治体や、職員の行事のときの弁当代を今でも認めている自治体がある中、山県市は、よく頑張って削減していると思います。
あなたは、どう思いますか?
◆長期継続契約とする契約指定条例
《問・寺町》自治法の改正で条例を提案するという(法234条の3、施行令167条の17)が、漠然としている。対象の契約の範囲は市独自に選んだのか?
《答・総務部長》分かりにくいので規則を作る。4月1日からのものには間に合わない。他の自治体も調べる。山県のでなく、準則的なものに基づいただけだ。
《問・寺町》本当に条例がないと支障があるのか。敢えてつくる便利さは何か?
《答・総務部長》あった方が便利。事務上は予算書に債務負担の計上をしなくてよいことが一番だ。事務機器などに関するものは予算書から消える。
《問・寺町》何千万円、億、となったら大変だ。額や期間など規則でなく条例で決めるべき。仮に条例を作っても、予算書に記載するというルールを作るべき。
《答・総務部長》新しい法律に伴って出した。かなり勉強していかなければと思っている。議会にお知らせすべき点はきちっとお知らせする。
【寺町のコメント】自治体の会計は一年単位と定められている。しかし、条例で定めたものについては例外としてよい、との法改正があったことからの条例案。全国でも、この条例を今の議会に出すところは、ごくわずか。岐阜県もやらない。なければ困るという条例ではない。市側は、まだこれからよく研究するところ、と答えている。それでは無責任。公開原則、説明責任という時代の流れに反する。議会軽視も甚だしく、私は反対した。
◆市議会の一般質問は3月18日
今回の通告は9人でしたが、2人が取りやめ、結局7人に。私の
第1問は、ゴルフ場を建設残土で埋立てている問題について
第2問は、男女共同参画社会づくりに関する市の認識ついて
第3問は、廃棄物問題。建築廃材(木くず)をチップにする事業について
このテレビ放送は3月31日と4月7日。
4月6日以降は図書館等でテープ貸し出し。
内容は、次号で報告。インターネットには、もっと早くアップします。
◎ ブログ始めました (ブログ=weblog)
インターネット上での通信手段としての「ホームページ」(Webページ)があります。
これとは違う新しい手段として、「ブログ」というものが日本でも昨年から爆発的に広がり、話題になっています。
私も、この2月中旬から、試しに、始めています。ブログは、そこの画面上で意見交換もできます。私は、日々のことを書いています。私のHPの左上に「てらまちのブログ」への入り口を作っておきました。のぞいて下さい。私の知られていない一面が分かるかも(笑)。
先週一週間の閲覧数は1228、アクセスIP数は459とカウントされました。
昨年1月に始めた私のWebが、合計で約9500カウントですから、ブログの伝達力と早さは比べものになりません。
正直、驚き。
あなたもブログを試してみてください。!