新しい風ニュース 117号(通巻149号)
たかとみの環境とくらしを考える会
岐阜県山県郡高富町西深瀬208 TEL・FAX
0581-22-4989
《なんでも相談》 どの政党とも無関係の寺町
ともまさ発行
E-mail tera-t@ktroad.ne.jp
1999年7月28日発行
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高富町民 は 岐阜県民 です !
私たちは岐阜県政に関して、知事宛に文書を提出したり、県と話し合ったり、住民監査請求をしたり、問題によっては、弁護士をたてず自分たちで住民訴訟を起こしています。右の新聞のカラ渡船というのは、県が長年、海津町で行ってきた渡船事業が、行政関係者の暗黙の了解のもと、実際には何の業務もなされていないのに毎年支出をしていた、という信じられないような事実のことで、あまりに悪質なので、6月に住民監査請求しました。このことで、他の事業も見直してほしい、と願っています。 岐阜県民のためにこそ使われるべき貴重な税金が、湯水のごとく何の実態もないことにバラまかれることを、岐阜県民として放置しておいていいのでしょうか。
私は、知った以上そんなことはできません。
「寺町さんは高富町の議員だから、高富のことだけをやりなさい」という意見をごくまれにですが、聞きます。でも、私の意見は違います。岐阜県99市町村の住民はすべて、同時に『岐阜県民』です。このすべての人が、自分のまちのことと同じように、岐阜県のことに興味を持たなければ、岐阜県は住民不在になってしまいます。岐阜県の未来や行政のあり方、そして問題は、県議だけに任せることでも、どこかの市民や町村民だけに任せることでもない、県内に住むすべての人の責任なのです。
それは、町のことを役所や議員だけに任せてはいけないのと同じことです。
先のような意見の人には申し上げています。「私は高富町政のことにしっかりかかわっているし、議会でもそれぞれの議題、懸案に、一番取り組んでいるつもり」と。
私のところには、町内の人から連絡があります。同時に、県内(外)からも岐阜県各地や全般のことで連絡、情報が入ります。
県庁のいろんなところの人たちと話して、年ごとに、親近感を持ってもらえる人が増えていると、感じています。話していれば議論の中身とは別に、直感ですぐに分かります。もちろん、全面的に支持してもらっているかはともかく。
高富町でも同様です。
私は高富町のことも、岐阜県のことも同時にかかわり続けたいと強く思っています。 岐阜県民をやめて、高富町民だけになりなさいといわれて、あなたはできますか?
あなたのご意見はいかがでしょうか。
東深瀬のゴルフ場計画は今!
私たちは、町内の人たち33人連名で、取消のための審査請求や裁判を続けています。県のずさんな許認可の問題を明らかにしたい、と思っています。
県は「95年10月19日までに許可を得て着工しないと計画の申請を差し戻す(許可基準を大幅に厳しくする)」とこの2年前に発表して、各地の業者に催促していたところですが、何とこの東深瀬のゴルフ場は、期限前日の18日午後に知事の許可が出された、といういわくつきの開発計画です。もうできない、といわれる一方で、業者から許可の返上はなされず、県も「許可を出した以上、一方的な取り消しはできない」と述べています(99年6月23日中日新聞)。
左のような数枚の内部文書(5月7日付け)が、どこからか、届きました。タイヤや廃棄物の不法投棄に関しての県の調査指導や、内部紛争なども記録され、文末には、「今後は許可処分の取消も含めて対応を再検討する必要がある」とされています。
県の決断はいつ?
高富町の大桑には2つのゴルフ場がオープンしています。また、大桑の一番奥に計画されて、一旦は県の許可を受けていたゴルフ場計画は、未着手のまま、資金的見込みが立たないこと等から、許可を返上しました。