新しい風ニュース 132号(通巻164号)
たかとみの環境とくらしを考える会
岐阜県山県郡高富町西深瀬208 TEL・FAX
0581-22-4989
《なんでも相談》 どの政党とも無関係の寺町
ともまさ
E-mail tera-t@ktroad.ne.jp 2001年2月24日発行
高富町議会3月定例会 ぜひ、傍聴に!
2月21日(水)議会運営委員会
3月2日(金)全員協議会
3月 7日(水)10時開会・一般質問通告締め切り(5時)
12日(月)10時〜質疑・討論・一部の議案を採決
13日(火)10時〜総務文教委員会
13時30分〜産業建設委員会
14日(水)10時〜厚生委員会
16日(木)10時〜討論・採決・一般質問
17日(金)10時〜一般質問・閉会
乳幼児の入院費助成上乗せを!(12月議会一般質問)
《問・寺町》 高富町は今年度、乳幼児の医療費助成を5才未満児まで拡大し好評だ。ところで、通院の診療と違って、重大な病気で入院せざるを得ないことは誰でもある。こういう場合、保護者は心身の負担とともに経済的にも負担が大きい。
そこで、入院の費用の助成を独立して行ったり、上乗せしたりしているところも
ある。若い世代の定着を図るためにも導入してはどうか。
《答・福祉課長》 県は現在3才未満児まで助成しており、県がこれを4才に引き 上げるとして、町が単独で小学校入学前までの1,5才分の入院医療費を上乗せす るときの費用は、100万円から150万円位だと見込まれる。検討したい。
【寺町のコメント】県は、この12月始めに、次年度は4才まで引き上げる方向を示し、そのように報道もされていました。そして、今年になって、二年相当分の5才未満児まで引き上げる、と発表しました。
高富町政は?・・・12月議会答弁では、担当課や財政サイドは前向きでしたが、新年度の方針には盛り込みませんでした。県が上乗せ拡大する分、町の3・4才児分についての負担は減るから、前年と同じ予算で小学校入学前まで実現できるのに、結局、乳幼児医療費助成を後退させることに。 この姿勢、あなたはどう思いますか?
障害児を普通学級に!
《問・寺町》 文部省の研究会議は、障害児がどの学校で学ぶかの基準を38年ぶりに緩和する中間報告書を最近発表した。
障害の有り無しに関係なく子どもたちが一緒に学ぶ「包括教育(インクルージョン)」は世界の流れになっている。実際に、市町村の教育委員会が保護者らの希望に応じて普通学級への通学を認めているところが全国各地にある。
普通学級で学ぶ障害児は、同世代から大きな刺激をうけ、周囲の子は思いやりや助け合いの心が育つので、子どもたちの人間形成に与える影響は大きいと言われている。高富町の現状、そして今後の展望はどのようか?
《答・教育長》 本町の就学指導の現状は、医師や特殊教育の専門家にもお願いして「就学指導委員会」を設置し、適正な就学指導に努めている。
共生の理念の尊重はもとより、本人の社会的自立を願うとき、「この子にとって最適の教育は何か」「この子にとっての幸せは何か」ということを大切にしている。 本町においても、施設、設備の改修を伴うが教育委員会として「適切に教育できる」と判断し、普通学級への入級を許可した例がある。
社会の変化やニーズの多様化を踏まえ、個別に、そして総合的に判断していく。
《再質問・寺町》 文部省の学校施設の改造に対する補助の規定の中には、例えば 「障害児等対策施設整備工事」という枠がある。私はこの補助制度の一つの重要な意味は、国が教育現場での普通学校への障害児の就学を堂々と公認している、ということにあると考える。国も、補助制度を作って市町村を応援しようとしている。
障害を持つ人たちや保護者の方々、そして町民の皆さんが、普通のこととして、障害のある子も地域の小中学校に就学を希望していいんだ、と受け止めてほしい。
一方、教育委員会サイドも、希望が表明された場合、「予算がないから」などと困ったような、躊躇するような素振りをしないで欲しい。
手続き上、原則としては12月末までに就学先を決めているが、例えば1月になって、新年度から普通学級へ通いたい、との希望があった場合、対応する意向はあるか。
《答・教育長》いろいろな会議などで、伝えて行く。1月になってもいい。
【寺町のコメント】 普通学級への就学を希望する人たちが、自分たちの周辺や普通学校の側でガードが堅そうと感じることは少なくありません。そのときは、自粛したり悩んだりせずに、直接、教育委員会や教育長に相談にきて、とのことです。
ちなみに、国の方針緩和の時期については先の11月頃は2年後、といわれていましたが、今年1月の報道では、今春から方針変更する、とのことです。
突然の市町村合併の具体化! あなたは?
この動きに、驚いた皆さんのいろんな意見が聞こえてきます。
・ 何で突然に!
・ 大きい方が経済効率もよい!
・ 山県郡で一つになることはない!
・ 今のままでよい!
・ やっぱ、市がいい!
・ 国の金が目当てで、何も住民のことを考えいない!
・ 最後は住民投票で決定すべきだ!
・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あと3年後の2004年3月が合併の目標期限、という話し。
町長の見解は「今秋頃までに方向性を」と報道され、
「他の市との合併」か「山県郡単独か」の二者択一、ともとれる報道です。
ぜひ、皆さんのご意見をお寄せください。
(表の住所へ手紙、FAX、メール 何でも)