新しい風ニュース  NO141

やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻174)
  岐阜県山県市西深瀬208  ├FAX 0581-22−4989
なんでも相談   どの政党とも無関係の 寺町 ともまさ
    E-mail tera-t@ktroad.ne.jp    2004年2月21日

 市の道路の除雪の体制は?

 旧三町村のころから、雪が積もったときの除雪についての意見がありました。
生活する市民の側は、一刻も早くどけて欲しい、とのつよい願いがあります。
 そこで、担当の市役所建設課で現状を確認しました。

《除雪の区分け》
 国道と県道は、県が委託した業者が除雪する。市道は、市が委託した業者が除雪する。県と市は、ほぼ同様の内容で各業者に委託している。除雪の対象道路は「指定した通学路・生活道路及び別途本部から指示する路線」。

《予算》  旧三町村はそれぞれ、当初の予算は約500万円で、雪が多くて予算が足らなくなったら追加する、という対応でした。新市になって最初の今年度の冬、予算は1000万円。現在、すでに、この予算はだいたい使い、この次に除雪するような雪が降ると、追加予算が必要になる、という状況。

《除雪開始の原則》  合併前も合併後も、出動基準は「積雪量15p以上」。積雪の観測点は18地点。ただ、どんどん積もっていく見込みのときは、5pでも動き始めるし、確実にもう雪が止む、というというときは10pでも出ないこともある。完了目標は、「通勤や通学に支障のないよう」に務める。

《本部と委託業者》  市の建設課は、降積雪が予想される場合、待機し夜中も市内を巡回。業者は、一部を除いて、ほとんど毎年変わりなく、現在44社。

《作業実績と経費》  除雪の作業実績は、「タコメーター・アワーメーターの写真」「作業中2回以上の作業状況の写真」によって実働時間を記録し、事後報告に基づいて、あらかじめ決められた作業機ごとの単価に応じて支払う。

《制度改革の試み》  以前は、業者さんには単に【出動基準は「積雪量15p以上」】というだけの条件で委託発注していた。それが原因でか、業者によっては、出動するかしないかの判断が違ったり、開始時間がずれたり、などがあった。 これを、昨年、高富町で試みとして、「要領」として各種事項を文章にして、

委託契約書と一緒に渡してに徹底をはかった。合併して、最初の今年度、【山県市道路除雪、路面凍結防止対策実施要領】として、さらに明確にした。
 これらのことから、市としては今冬は、出動や除雪がわりと徹底できている、除雪については毎回苦情が来るが例年の程度、と受け止めている、とのこと。

《現状や市の希望》  市は、積雪のとき見回って、必要と判断したら業者に指示も出している。除雪した雪の置き場には、苦労している。各業者が担当部分の除雪を順次進めていくから、ちょっと時間が遅れている場合があっても、少し我慢してほしい、との希望。除雪する路線については、地域から要望があれば、調査し、必要なら追加や修正することは可能、とのこと。

《情報公開》  役所には、観測点一覧や業者一覧、実施要領等のほか、除雪対象エリアや路線などを記したカラー図もあります。お願いすれば、コピーも頂けます(コピー代必要。郵送可)。問い合わせは建設課へ(TEL22−6832)。なお、路線やエリアなどの多くは私のホームページ(裏面にアドレス)にも掲載。

※ホームページには、 除雪要領、積雪観測点一覧、除雪対象エリアや路線などを記したカラー図 を掲載しました。ご覧ください。


【寺町のコメント】 除雪を担当する業者さんは、雪が降りそうなときは、皆が眠っている夜中から、どれくらい積もるか、除雪にでるかどうか、など気を配るといいます(私は、以前、台風や積雪のとき、朝の新聞配達の手伝いをしていたので、大変さの一端も想像できます)。他方で、生活する市民は、通勤のためにあるいは子どもの通学のために一刻も早くどけて欲しい、との切実な思い。道は動くための基盤だから、雪があると大変。
 何ごともそうですが、「ひと」は情報の行ききがないと悩みや苦言が増えます。 そこで、市道の除雪の市の側の状況をお伝えしました。
 皆さんの受け取り方は、どのようでしょうか?  ご意見はいがかですか?

  刑事事件は、これで決着。後は、行政側の対応が残るのみ。
  2月20日 中日


市長が再議請求

 臨時議会は24日10時から。

 今や、市民の関心は、倫理に反し、倫理に欠けた議員本人は、《どうなるのか》《どうするのか》にあります。

       2月19日読売

    まちづくりアンケートを開始

 アンケートを始めています。ご意見をおよせいただければ、うれしいです。
◎◆1◆から◆33◆まで約120項。用紙の必要な方は、ご連絡ください。
◎このアンケートと回答用紙は、1月に私が立ち上げた、ホームページにも掲載 しています。ご利用ください。 http://gifu.kenmin.net/teramachi/

     《アンケート項目の一部を紹介します》

    A,まちのしくみを変える! 

 地方自治の主役は、ひとりひとりの住民。行政は住民のためのサービス業。
 市民の自主的な活動を支援するのが行政の仕事です。いまの市政は?

 ◆14◆かくしごとのない《ガラスばり》のまちづくり

  @ よりよい情報公開制度、個人情報保護制度を実現する
  A 入札制度を改革する
  B 市長交際費を見直し、使いみちをただちに公開する
  C 議員の口利きを記録し、公開する
  D 自治会や地域、市民団体からの要望・依頼を記録し、公開する
  E 市政や議会を透明公平にするために、市政オンブズ(第3者機関)を
    制度化する
     (提案や意見:                     )


【説明】  B 市長交際費を見直し、使いみちをただちに公開する
 庁舎のロビーなどで市民が自由に閲覧できるようにしている知事や市長もいます。会費や香典、仮に飲食であっても、税金で長が誰かと交際した支出なら、堂々といつでも市民にみせます、というのは当然だと思いませんか。

【市長交際費年予算200万円。使用状況は25件13万9500円で約7%】
【議長交際費年予算80万円。使用状況は29件26万7496円で約33%】
 市長は他の自治体と比べて、意外に少ないとみます。あなたはどうですか?


【説明】  C 議員の口利きを記録し、公開する
 名古屋市は「市議ら外部から要望や働きかけを受けた時、内容を記録に残し、共有して公表する」としています。
 私は前から提案していましたが、今や、よりよい行政の実現や汚職防止の重大な策として認識されるようになりました。

03年12月24日中日 同12月25日読売