新しい風ニュース  NO150

やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻181)
  岐阜県山県市西深瀬208  ├FAX 0581-22−4989
なんでも相談   どの政党とも無関係の 寺町 ともまさ
http://gifu.kenmin.net/teramachi/ tera-t@ktroad.ne.jp 2004年5月22日

第一回議会(臨時議会)が開かれました

 5月12日(水)午前10時から新議会の最初の公式議会が開かれ、人事等を決め、その後、補正予算などの審議を行いました。まず、その経過報告です。

4月18日(日) 投票日
◆   19日(月) 当選証書授与式
   その後、自主的な会議で今後の進め方の話し合い
◆   23日(金) 任意の協議会
   議長の選び方についての相談(→指名でなく選挙で選ぶ)
   委員会の所属について希望があれば出すことを確認
   特別委員会をどのようにするかの協議
5月 1日(土) 正式には、この日から現議員の任期が始まりました
5月10日(月) 全員協議会。
   議席順についての再協議
   特別委員会をどのようにするかの協議
      (→6月定例会で道路関係と環境保全関係の特別委員会を設置する方向で確認・合意)
5月12日(水) 10時〜 臨時議会
   議長選挙→副議長選挙→事務組合議員選挙
   委員会所属の議長指名→正副委員長の互選
   市長の報告、専決の承認や監査委員の選任同意など
  2時45分〜 議会運営委員会
  3時頃〜   新人議員への主要事業・予算等の説明会

《議長》 藤垣邦成  《副議長》 小森英明
  ◎=委員長 ○=副委員長
《総務委員会》
   ◎渡辺政勝 ○影山春男  吉田茂広  宮田軍作
    谷村松男  寺町知正  藤垣邦成  大西克巳
《産業建設委員会》
   ◎村橋安治 ○村瀬隆彦  尾関律子  横山哲夫
    田垣隆司  藤根圓六  久保田均
《文教厚生委員会》
   ◎村瀬伊織 ○後藤利てる  武藤孝成  河口國昭
    横山善道  中田静枝  小森英明
《議会運営委員会》
   ◎久保田均 ○小森英明 渡辺政勝 村橋安治 村瀬伊織

 合併前、3町村で議会の様子はそれぞれ違っていました。
いま、市民の皆さんと新たな視点で、市政や市議会を見直していきたいと思っています。

◆市議会とは

 市議会は、市民のみなさんから直接選ばれた22人の議員によって構成され、予算の決定・条例の制定・決算の認定・重要な契約・財産の取得や処分、そのほか市政について調査を行うなど、市行政に市民の意思を十分反映させるための重要な意思決定機関です。

 

◎定例会と臨時会

 市議会には、定例会と臨時会があり、市長によって招集されます。
 定例会は付議事件の有無にかかわらず定例的に招集される会議で、条例によって年4回と定められており、通例3月・6月・9月・12月に開かれます。
 臨時会は必要があるときに限って招集される会議です。

 ◎本会議とは

 定例会や臨時会において、議員全員が議場に集まって開かれる会議を「本会議」と言います。議案などの議決は、議員全員で審議する本会議で行われ、議会の意思が決定されます。

 ◎委員会とは

 議案などは最終的に本会議で可否が決められますが、市政は間口が広いためにいくつかの委員会を設け、そこで専門的に審査します。

  ◇常任委員会・・・山県市は委員会条例で3個の常任委員会を設置しています。
 常任委員会は、その所管事項に関する調査を行い、議案、請願、陳情等を審査します。
公聴会を開くこともできます。
議会の議決により付議された特定の事件については、閉会中も審査することができます。
  議員はどれかひとつの常任委員になるものとされています。
任期は、山県は条例で常任委員の任期を2年と定めていますが、多くの議会と同様に、1年後に自主的に辞表を出して、「1年交替」になる可能性があります。

 山県市の《総務委員会》
   総務部・企画部・消防本部・会計課などの所管に属する事項と他の委員会に属さない事項。
 山県市の《産業建設委員会》
   産業経済部・基盤整備部・水道部、農業委員会の所管に属する事項。
 山県市の《文教厚生委員会》
   市民部、保健福祉部、教育委員会の所管に属する事項。

  ◇議会運営委員会・・・条例に基づき設置され、議会を円滑・効率的に運営するために置かれる委員会で、議長の諮問的な性格を帯びた機関です。


◆議長とは

 「議場の秩序を保持し、議事を整理し、議会の事務を統理し、議会を代表する」とされ、任期は4年です。しかし、多くの議会が「1年交替」の慣習で、1年たつと自主的に辞表が出されて、その後、新しい議長が選ばれます。


議長と副議長のインタビュー記事


 5月13日 岐阜


◆議会の一般質問は一問一答方式を継続!

 議会の一般質問は、議員が質問内容をまとめて述べ、執行部が一度に答弁する形式が多いのですが、従来の一括質問、一括答弁から論点の明確化などをはかるため「一問一答方式」に変わりつつあります。
既に高富町のころから「一問一答方式」に変わり、山県市に合併しても続けられています。
 高富地域では以前からテレビ放送されていたので、お馴染みです。来年からは、伊自良地域、美山地域も議会のテレビ放送が始まる、という流れです。

◆議会の一般質問が対面式に変わります!

 一般質問のとき、議員が議員側や傍聴席を向いてする質問方法を、答弁する執行部を向いて実施する「対面式」に変える議会が少しずつでてきています(それでも、臨時に質問用の机とイスを毎回議場に仮設する程度)。
 なんと、山県市では、このほど、議場を改造し、議員席の最前列真ん中の2席をはずして一般質問のための質問席(演壇)を設置しました。テレビも、2台で質問者と答弁者を交互に写すようです。
全国に先駆けるこの取り組み(改造費用約110万円)。費用はかかったけれど、活発な議会のために、私は、賛成です。


◆議員一人当たりの一般質問時間制限の廃止を!

 時間制限をしない活発な議会が全国にあります。
 山県市では、合併して議員が42人もいた昨年1年間は、一人当たり時間は30分でした(旧高富町では1時間)。いまや、議員数は22人に減りました。
 加えて、先の3月市議会で、この選挙が済んで当選した22人の議員の報酬や手当について、一人当たり一年間の合計で約140万円(35%)も引き上げること(正副議長や各委員長はもっと多額)が決定されています。議員がこれらに見合う仕事をするためにも、一般質問の持ち時間の制限を廃止するのはふさわしいことです。
しかも、合併後の初の改選ですから、切り換えには絶好の時。
 市民の皆さんは、どのように考えますか。

◆議会の傍聴にどうぞ   【6月議会の予定】

  6月11日(金) 10時〜 6月定例会開会 市長の提案説明
    14日(月) 17時  一般質問通告の締め切り
    15日(火) 10時〜 議会運営委員会
    16日(水) 10時〜 議案に対する本会議場での質疑
    21日(月)〜23日(水) 10時〜 一般質問
    24日(木) 11時〜 委員長報告・討論・採決  閉会
 議会の本会議は、どなたでも傍聴できます。市役所4階のロビーから入れます。

 【次号のニュース】 ご意見をお寄せください。
次号は、6月5日(土)発行、6月7日(月)の朝刊入で、お届けする予定です。


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5月16日 中日

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