新しい風ニュース  NO151

やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻182)
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 2004年6月12日

 テレビの伊自良・美山への拡大

加入料52500円に大きな疑問の声!


 かつて、高富が特例として5000円で約82%まで加入者を集め、現在は52500円。
今回新規拡大にもかかわらず、伊自良・美山新規は、最初から特例を設けず、52500円で進める、との市の案。

 何ごとも「高富だけ優遇」はいけない。私は、6月議会が終わったら、52500円と条例で決まっている額を、今回の拡大にともなう新規加入者については、加入料を特別に低く設定する条例案を市民の皆さんとともに直接請求(有権者の1/50の署名で条例の改正や制定をもとる)しようと予定していました。

 私が提案するのは、加入料10500円

 しかし、6月議会にもう、インターネット料金などの条例案が出できました。
 加入申込みは12月末。説明会では料金などが既に決まっているかのように説明しているのだから、条例は9月議会でも十分に間に合うにもかかわらず。
 仮に、52500円のままの条例が議会を通るなら、私は、市民の皆さんと早急に直接請求しようと思います。あなたはどう考えますか。
 合併して、伊自良・美山が軽く扱われているこの段階で、どうしても伊自良・美山の皆さんの得心のいく分かりやすい政策としてどうしても、《特別割引》は、いま、必要だと考えます。
特に、伊自良・美山のみなさん、議会が52500円の加入料設定を追認してしまったら、是非、署名にご協力ください。
(まず、あなたの回りの議員に「通していいのか!」と呼びかけてください)

     
時期別の加入料の推移と今後


※高富の放送開始時はH6年。なお合併して加入率のカウント方法を変えた。


【寺町のコメント】
加入料について、旧高富が特例としての割安にする期限内に《5000円で大部分の加入を得た》という経緯があります。今回、合併特例債と美山の過疎債権を使うのだから、合併する美山・伊自良地区の世帯にも、特例として割安にすることは当然のこと。
私は、高富の特例期間が13年も前だったこと(H3年3月31日が期限)やその後の物価などを考えて《美山・伊自良は10500円の加入料でつのる》ということを提案します。
減収になる約2億円ほどは、業界の言い値であまりにも高い33億円の事業予算から必ず生ずる入札差金で大丈夫。《なにごとも「高富だけ優遇」はいけない。これはとても重要》



テレビの配線工事費の負担の推移と今後

【寺町のコメント】
旧高富では、放送開始後5年間は、「電柱〜軒下の保安器まで」は「無料」を続けました。
今回、市の方針は特例期限内の申込みのみ、無料。
そのあとは放送開始前の申込みでも本人負担」という厳しいもの。なぜ?




電話・パソコンの配線工事費負担の予定




宅内配線のイメージ図

◆一般質問、たった30分に制限!

 前職議員らは、選挙前、議員の報酬や手当について、一人当たり一年間の合計で約140万円(35%)も引き上げることを決定しました。
議員がこれらに見合う仕事をするためにも、一般質問の持ち時間の制限を廃止するのはふさわしいことです。私は、議員一人当たりの一般質問時間制限の廃止を!と訴えていました。
しかし、議長は「規則上、質問時間は議長が制限できる。前年が一人3問30分だったから、それにならう」、他の議員の多くも同様でした。

◆総務委員会の開催を要求中!

 今年度から来年度にかけて、33億円も使って進めるという地域情報化事業(光ファイバーを敷設、テレビとインターネットなどを全市に拡大する計画)。
5月に伊自良・美山で地区毎に説明会。
いろんな疑問点が浮き彫りになりました。 
6月11日開会の6月議会には、裏面のとおり、加入料を52500円に再規定し、インターネットの利用料などを定める条例案も提出されました。
 事業は、6月1日に一般競争入札として告示され、7月16日入札です。
入札が終われば、すみやかに臨時議会が招集され、「○○が落札した。契約してよいか」と市長から議会にはかられます。
しかし、このときにはもう、契約の事実のことだけですから、実質的に事業の中味を深く検討議論することは困難です。
 これらのことから、私は、6月7日の議員全員協議会のあとの総務委員の集まりで、「会期中にこの事業について、委員会を開いて協議すること」を呼びかけました。
大部分が賛成、ということで委員長から議長に求めが行きました。
しかし、その後、議長の「6月議会で付託はちょっと」「他の委員会との兼ね合いから難しい」等々という理由のない言い方や、高富地区の議員の変遷など・・・で、これを記している12日(土)現在、委員会開催が極めて不安定な状況です。
 市民の税金30億円余の使い方を具体化する極めて重要な段階。
私はこのところ、先行する他の自治体に視察に行ったり、専門家に聞いたり、調査勉強中。

◆厚生文教委員会は何もせず?

 今年度のもう一つの大規模事業は、高富中学校の建築整備(約9億円)。
テレビと同じで一般競争入札として6月1日に告示され、同じ7月16日入札です。
あとの流れは、テレビと同じで、議会が正面から調査、検討、議論できるのはこの6月議会しかない。
しかし、先の議長らではないけれど、何もしない様子。

◆議会の傍聴にどうぞ   【6月議会の予定】

16日(水)10時〜議案に対する質疑(ぶっつけ本番で一番おもしろい)
21日(月)〜23日(水)10時〜一般質問(15日に時間が決まります)
24日(木) 11時〜 委員長報告・討論・採決  閉会
 議会は、どなたでも傍聴できます。市役所4階のロビーから入れます。

【次号のニュース】 ご意見をお寄せください。次号は、6月19日(土)発行、6月21日(月)の朝刊入で、お届けする予定です。


    佐賀地区の斎場計画 その後

 新しい風ニュースの138号と139号で、佐賀地区に斎場計画があり、情報がなくて地元の人は困惑していること、市の姿勢の在り方のこと、などお伝えしました。
場所は、市役所から南のトンネルを出たところの信号の南西あたり。
予定地周辺には「斎場建設反対」の看板が幾つも立っていますから分かりますよ。
 説明責任を自覚しない関係者、及び腰の行政。雨の日曜、下記のようなチラシを各戸に配布したと、後で聞きました。
60代とおもわれる方が「何かに反対するなんて、初めて」「チラシをポストに投げ込むなんて、生きてきて、初めて」とおっしゃるのを聞いたとき、なお、深く感じるものがありました。



佐賀地区の斎場計画に対する住民の皆さんのチラシ