新しい風ニュース ＮＯ１６２
やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻１９９）
岐阜県山県市西深瀬２０８ ℡･FAX ０５８１-２２－４９８９
なんでも相談 どの政党とも無関係の 寺町 ともまさ
http://gifu.kenmin.net/teramachi/
tera-t@ktroad.ne.jp 2004年１２月１１日
◆議会の傍聴にどうぞ 【１２月議会の予定】
１２月７日（火）１０時～開会 １６日（木）１０時～本会議場での質疑
１７日（金）１０時～一般質問 ２２日（水）１０時～討論・採決 閉会
※１１月２６日の臨時議会でいろいろな議案が審議されたので、１２月は意外に議案が少し。当日朝初めて議案書を配って、ぶっつけ本番で審議・議決してしまう臨時議会と２、３週間の期間をとる定例会。臨時議会の議案は最々小限にすべきなのに、いろいろと出してしまう市側、それを受け入れてしまう議長や議会運営委員会に、私は議会審議を軽視していのではないかと強い疑問を呈しています。
１２月議会の一般質問は７人です（なんて少ないんだろう）。私の一般質問は１７日（金）で、早いと午後１時半ごろ開始、遅いと２時ごろ開始と予想しています。持ち時間は答弁を含めて《たった３０分》。通告は次の３問。
美山のおいしい水とカルシウム
（答・水道部長）
《問》 美山地区では、簡易水道を統合して上水道にする基本計画があり、旧美山町時代の１９９８年（Ｈ１０年）から、総事業費４３億円で着手されている。美山地区の神崎の円原水系の水は美味しいことで有名で、遠くから、この源流まで水を汲みにくる人が多数あるほどだ。この円原水系の美味しい水を市民の各家庭（美山のたいていの地域）まで供給しようというわけで、期待も大きい。
すでに給水開始した地域から市に寄せられている声はどのようなものが、どの程度あるか。それらに対する市の対応と見解、そして今後の対策はどのようか。
多重債務者問題への取組開始を
（答・総務部長）
《問》 消費者金融（サラ金）会社や信販会社など数社から借金して返済に行き詰まる多重債務者が増え続けている。全国のデータを市に割り当てると昨年の自己破産は市内で約６０人、破産予備軍は約３５０人から４８０人と推定できる。多重債務者になると、本人だけでなく、家族の生活も困窮してしまう。
多重債務者はなかなか相談に行けない。返済のための借金といったことを繰り返すと自転車操業になる。しかし、相談にいけば、ほとんどの場合、解決への道が開ける。持ち家を保ちながら債務を減らしていく個人再生手続きもあり、債務を圧縮する解決方法はほかに、「特定調定」や「任意整理」などもある。
市の広報で、解決策がある、相談機関もある、あるいは「最初に少し借りてずるずると深みにはまる」というパターンを紹介したり、高利でいかに多くの利息を払わされるかを解説することも有効だ。アドバイスできる職員の要請も大事だ。
建築廃材のチップの大量堆積！
（答・助役）
《問》 産廃の「木くず」を細かく砕いてチップにし、それを堆肥として再生するという事業がある。伊自良の大森地内３カ所約２万㎡に大量に堆積されている。新しい住宅地に隣接していることから、私には、不安や苦情も寄せられた。
今年９月ころからは、藤倉の農地にも大量に運び込まれている。その様子は、どうみても、廃材のチップで農地を埋め立てているというしかない。水田の面から８０㎝～１ｍ位の高さで重機で圧し固めている。その予定面積は８０００㎡。この経過をみると、今後、伊自良や梅原のいたるところがこの建築廃材のチップ堆積場になる可能性を秘めている。
建築廃材をその「柱や板の形のままで投棄した」ら、岐阜市の善商の不法投棄事件と同じになる。では、建築廃材の「木部分だけをチップにして農地に大量に敷き詰めた」ら、一体どう評価されるのか？ そういう素朴な疑問がわく。その搬入量を極めて控えめに計算したが、４カ所合計約２万２０００立方ｍはある。
そこで、早めに問題を整理する必要がある。
◎（事業者への照会１１項目と国への照会１１項目があるがここでは省略）
◎浸出物、浸透水、周辺の大気などや堆積場の拡大に関する住民の不安や懸念 に対して、市はどう応えるのか。
◎「市農業委員会」及び「市土地開発指導要綱との整合」に問題は無いのか。
この一般質問通告全文は私のＨＰに。廃材チップの堆積や埋立て現地写真も。
～まちの声から～
◆テレビの加入料や工事費について
私たちの地区では共同アンテナ組合は来年度解散予定で、残ったお金は加入料の一世帯当たり５２５００円にあてる。足らない分は財産区の預金をおろしてもらえる、という。期限内に加入しなければ工事費も高くなると言われれば、テレビが暮らしの一部になっている人は、加入されると思う。
【寺町のコメント】美山地区は、ほぼすべてが共同アンテナ組合でそのままスライド、個人に新たな負担が発生しないよう組合で調整済み。伊自良は北部が同様。 １２月市議会には、「岩佐テレビ共同受信施設一式」を３２７５万余円で買い上げるという財産取得の議案も出ています。５２５００円の加入料問題も、組合単位の調整で、不満を言う人はいなくなった（？）。
◆有線テレビの説明会
有線テレビの説明会の案内と共に加入申込書が配布され、記入して持参するようにとのこと。このまちはなんと遅れていることか。共同アンテナ加入者は有線テレビに加入することを前提に加入したわけではないと考えるがいかが？ テレビは共同アンテナ、電話は一般加入電話、ネットは○○加入だが、何ら不自由していない。またこれから先を考えたとき維持費に選択の余地が無いことはしたくない。組合役員による独善としか映らないこのようなことはやめてほしい。
【寺町の意見】このかたの嘆きに共感する人は少なくないでしょうね。
◆地上波デジタル放送について
集落内で業者を呼んで説明会を開催しているところもあれば、何の知らせもない集落もある。特に優遇措置は１２月２８日までに手続きが必要という。いろいろな情報が錯綜する中で、一人暮らしの老人や高齢者世帯などには十分な丁寧な説明が必要だと思うが、市は具体的なことはしないのか。個人や集落任せなのか。
【寺町のコメント】市の担当部に聞きました。「今年５月以降、伊自良、美山地区の各所で説明会をした。その後、全部の自治会なども回って説明をした。共聴組合の機器の管理で業者と付き合っているところは、呼んでいる所もあるようだ。市としては、広報し、質問にも答えている。困ったことなど聞いていないので、具体的な何かは考えていない」。市の企画部は不明なことや要請があれば、対応してくれるはず。 （質問の答えになっていなかったらすみません）
◆年末共同募金について
年末共同募金の額を１軒当たり５０円に値下げするという話があった。美山地区で、高富地区に比べて額の多い集落は高富地区にあわせるように指示があった。確認すると市役所あるいは社協からととれる。意見を聞きたい。
【寺町の意見】私は、そんなことはあり得ないと思います。が、上記の指摘なので、一応、市総務部と社協に確認しました。いうまでもなく「そんなことは絶対ない」とのこと。今年も、社協から、各自治会に直接、依頼文を出しています。昨年のような封筒はありません。もちろん、金額も示していません。昨年の混乱や批判には対応されていると思います。万が一、どこかの集落あたりで曲げられているとしたら、別の問題です。
みなさん、情報をください。
◆野焼きについて
町内会で、市において、野焼きが許されるようになったとの通知があった。確か禁止のはずだが、市議会で議決したとか県の条例で成立したとか、あるのか？
【寺町のコメント】野焼きは、法令で禁止されています。それを、市議会の議決や県条例で解禁することは不可能です。これに対して、団体内で通知が回った、ということは、私からすると信じられません。もちろん、市もそのようなことは発信していません。錯誤というより悪質な故意ではないかと、私は心配します。
◆戦没者追悼式のこと
市議なのに、あなたは１１月の市の主催の戦没者追悼式に出席しなかった。その理由を聞きたい。（市遺族連合会の会長からの電話）
【寺町の意見】私事ですが、父の２人の兄は戦死しており、そのことは私が子どものころからよく聞いていました。もちろん、上記のお尋ねに対しては、そのこととは切り離してお答えします。私は、一般論として、議員が各種行事にどう臨むかということは、議員の個々それぞれの判断と考えます。なお、行事については、議会は議長に委任しているとも理解されています。そもそも、私が一番重要と考える議員の仕事は、住民のために何をするか、ということです。その点で、今回も、他のことが優先した、というのは事実です。それに、かつて長年、県遺族会の長を大物議員がつとめていたこともオーバーラップしています。
産廃問題で全国集会
１１月２０日２１日と産業廃棄物問題で
全国集会が岐阜で開かれました（私のニュ
ース１６１号に詳細あり）。
２０日の現地見学は全国から８０余名、２
１日の岐阜大学での集会には２５０名の参
加があり、成功の評価をしています。
１１月２１日 読売
町長退職金 返還請求 の 住民監査請求
高富町長が公共事業に絡んだ収賄容疑で逮捕され、有罪が確定しました。条例では、在職期間中の行為についての刑事事件で禁固以上の刑に処せられたときは、支給した退職手当を返納させるとされています。が、関係者は返還請求を拒否しまた。そこで、１２月１０日に市民の皆さんらと、退職手当組合と山県市の監査委員に住民監査請求をしました。
この提出を報道した１０日午後５時４０分からの中京テレビのニュースは出色でした。ごらんになりましたか？
１２月１１日 岐阜
住民監査請求書
０４年１２月１０日