新しい風ニュース  91号(通巻123号)
 たかとみの環境とくらしを考える会
  岐阜県山県郡高富町西深瀬208  TEL・FAX 0581-22-4989
《なんでも相談》 どの政党とも無関係の  寺町 ともまさ
           発行 1997年8月

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  ・・・ 出直し町長選挙を終わって・・・《ご意見から》・・・

 町の有線テレビで候補者紹介を!
◆ 《声》 最近の選挙で、投票率の低下が嘆かれ、投票率アップの方策がとられています。有線テレビを有効に活用して、候補者紹介、候補者の公開討論会の企 画や放映とか、選挙運動の報道をして有権者の関心を高めるなどをしてほしい。

《寺町》 高富町では、2年前の選挙でも、町にこういった声が強く寄せられていました。CATVは10億円以上の費用をかけて設置した、せっかくの放送システムで、有効に利用するのは当然。公平・公正に放映すれば選挙法もクリアーできるはず。「為政者に不都合な選択はしない」という運用はやめるべきです。有線テレビで放映可能なことを、私は今回の選挙で確信しました。


    選挙公報を出してほしい!
◆ 《声》 知事選や国会議員選挙では、候補者の政策、写真などがのった選挙公報が配られてくる。町の選挙でも、新聞などのように限られた報道記事だけでなく、しっかりと候補者の政策や横顔が分かるようなものを配ってほしい。

《寺町》 町村の選挙期間は5日間しかありませんが、告示日に選挙公報の原稿をしめ切り、その日に印刷に回せば、世帯数が少ない町村であるからこそ、各世帯まで配布することは、十分可能です。


   議会 主流派は 辞めるべき!
◆ 《声》 土井氏を町長選で推した議会主流派議員は、選挙の結果が出た以上、
 議員を辞めるべきだ。次の議会か会議の場で、そう主張していほしい。

《寺町》 「清潔な政治」や「倫理」が問われた今回の出直し選挙で、不透明なことが明らかになれば、つまり、候補者の陣営から選挙違反で逮捕者が出るなどすれば、候補者や推した議員の中心者らが責任をとって辞任することは当然である、という主張は説得力があります。もちろん、当選した陣営にしても、候補者や議員は同じです。ただ、本日時点では、何も言えません、とお話ししました。


    個別訪問!
◆ 《声》 今回、個別訪問(家を回って投票依頼をすること)がすごい。本人、家 族、議員、運動員みんなやっている。政策抜きで、ただ頼むだけ。これが選挙 なのか?これが、一歩進むと、お金が回るのだろうか? 

《寺町》 個別訪問の現場写真をとってある人もいるそうです。
 政策抜きのただ頼むだけの選挙、それをさらに個別訪問で徹底するのは、買収と同様に最も古い体質。そういう選挙を旨とする人に、新しいまちづくりを期待するの無理、との声も・・。
 でも、ま、しばらく様子を見てはどうですか。


 多数の議員の 困惑 動揺 思惑!
 町長選挙が終わって、まだ数日。候補者を落とした主流派議員の皆さんには、特に動揺が大きく、また、疲労も出て来た人も。
 「これから(新町長に対して)どうしていくんや?」との質問がありました。
私は、「今まで通り、是々非々ですね」と答えています。私は今後も、全体 的にも、個々にも、新町長の方針をキチッと見て、対応していきます。
 多数派の皆さんからは、「是々非々」「是々より非々の方が多いかも知れんな」との声も。「出て来た議案に、今までは、"推している町政"ということで 何も言わなかったが、これからは『ここはもっと厳しくこのようにすべき』な ど意見が言える」との声も。「執行部で途中、寝返った者がいる」との批判も。


・・・《今後についての観測》・・・新町長は(作戦として、表向き)多数派にストレートに協調的な働きかけをしていくことはしないタイプですから、議会の安定が見込めるまでの当分は突っ張りが続きます。もちろん、裏では、自分につくと見た議員に対しては、他方面から、あの手この手で積極的に懐柔工作をします。ですから、多数派の議員の中でも、引っ張り合いがしばらく続きます。
 高富町議会の慣習では、いろいろな役職の任期は一年、との申し合わせがあり、次は9月議会の最終日が改選です。ですから、この議会前に活発な工作が詰められるのは確実です。特に今年は、近年にない激しさを私は予想します。
 なぜなら、 @ 町長は、多数派の二分を狙って工作し、それが、早めに、つまり9月までに成功すれば、9月の議会人事は混乱する可能性が高い。会派が二分したら、通常は仲良く協議が成立しませんから。
 A 一方、穏便に決まっていくようなら、それは多数派が分裂しないことの結果ですから、その後も厳しい議会対策が進むことになるでしょう。

  《今後の評価》・・・@の場合・・・最近、刺激の少なかった高富町政において、議会多数派が分かれることは、政治的緊張を生み、町政全般の活性化のためには有意義と思います。
  ・・・Aの場合・・・職員には「新町長のために、自分たちが勉強しなければいけない(この意味わかりますか?)が、御(ぎょ)し易い」との評もあるようです。多数派の皆さんがまとまって、町政を律していくことは、町政刷新のために有意義と思います。
 以上、いづれにしても、私は、新しい、可能性のある展開になると見ています。


    お金が 配られた?!
◆ 《声》 「お金をもって来て、〇〇にいれて、と言われたが、断った」と聞いたので、警察に話をした。

《寺町》 勇気ある人たちです。もうひとつ勇気を出して、当事者本人が警察に話をしてください。他に聞くと、「警察は“調べる”といっている」そうです。


      (下記資料省略)

議会 研修 復活
 7月28日〜30日

選挙 質問書のファックス、教育委員会、