新しい風ニュース 93号(通巻125号)
たかとみの環境とくらしを考える会
岐阜県山県郡高富町西深瀬208 TEL・FAX
0581-22-4989
《なんでも相談》 どの政党とも無関係の 寺町
ともまさ
発行 1997年9月20日
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東海環状道 研修(9月11・12日)
議会の東海環状自動車道特別委員会は、高富町を含む西回りルートより7年先に決定され、その分事業実施が進んでいる東回りルートの可児・御嵩インター予定地と、伊勢自動車道の松阪インター周辺を視察・研修しました。
《可児・御嵩インター》
予定地は、一部壊れる位に歴史のある「建設絶対反対」の看板が立つ、水田の真ん中です。21号バイパスと接続するので、16ヘクタール(16万u)の敷地を必要としながら、立ち退きは数軒。まだ、合意は成立していません。
《松阪インター》
松阪インターは既に以前から営業していますが、周辺に建物は何もありません。この近くに松阪市が「農と匠の里」という(区域を体験農園や市民農園などのブロック、地域環境に調和したまちづくりや資源循環型の産業技術の情報拠点のブロック、水辺や里山の自然にふれあえるエコロジーパークに分けた)整備事業を計画しています。。池や植栽、畑、水路などの現状をできるだけ生かした43ヘクタールの広大な土地に、108億円を費や す計画。インター直近で、市中心部からも10分ほどの所の優良農地が「地価 が8000円/u程度」という金額を聞いて、その安さに驚くと同時に納得しました。いづれにしろ、環境を全面に出すその思想には、時代感覚をみました。
高富町議会 9月定例会日程 ぜひ傍聴に!
9月22日(月)10時〜 開会(議案提案・説明)
29日(月)10時〜 質疑・採決
17時〜 議会運営委員会
30日(火)10時〜 総務文教委員会
13時30分〜 厚生委員会
31日(水)10時〜 産業建設委員会
10月 2日(木)10時〜 委員長報告・採決・一般質問
3日(金)10時〜 一般質問・議長その他各役選挙など・閉会
(※今回から、一般質問の持ち時間が一人1時間になるので、2日間みています。質問者数が少ないとか、一時間までやる人が少ないと、一般質問第一日目の10月2日に終わってしまうことも有り得る?という状況です)
《まちの声から 三題》 中学生の議会の放送をみて
《声》 CATVの放送で、中学生と役場の町長や課長による議会の放送をみました。大変おもしろい試みで、さすがに新しい町長と、感心しました。ただ、どの方の答弁も、多かれ少なかれ、中学生を適当にはぐらかしており、誠意がないと感じました。最初だから、珍しさはあるでしょうが、役場の人達には、次からは「意見を受け止める」という姿勢を持って欲しいと強く思いました。
【寺町】子ども議会を何年か続けてきた他の町の知人に聞くと、「子ども議会」もマンネリ化してきている、と聞きました。工夫がいるのでしょう。
民間の内覧会に 町長 と 収入役 が出席!?
《声》 役場近くのお店が9月7日に、新装開店のためのお披露目、内祝いの宴会を開催、高富町の町長と収入役も出席していた。こんなことがあってもいいのか。汚職事件があったばかりなのに、こんなことでいいのか?
【寺町】 町長に真意を尋ねると「迷ったけれど、同級生でもあり、他の町村長も来るというので、あくまでも個人として出席した」。祝儀は交際費から出したのか?については「一切使っていない」と。靖国神社への閣僚参拝の是非の問答みたいですね。 助役に聞くと「当日は福祉の事業に出席していた。民間からあのように招待が来ることは、例がない」(公用がなくても出席しない、というように私には聞こえました)。この店は、役場も公費での飲食に使う場所でもあり、一線を画す事は重要です。特に今は、議会も職員も、倫理問題の対策を検討し、その中には「関係業者との私的な接触・接待を規制・禁止すること」も含まれている程の状況であり、出席したお二人は、よくご存じのはずなのに・・・ あまりに無神経、無節操で、町の改革に暗雲を見る人は少なくないでしょう。
高富町のハーバス 「森」のバス停に疑問
《声》 高富町営の新しいバス、ハーバスのバス停を見て、高富地区の「森」 のバス停整備に特定の優遇があるのではないかと思う。公正にしてほしい。
【寺町】 町の担当に聞くと「ルート選定にいろいろな制約がある中で、自信を持って、公平、公正にやっています。町民の皆さんに、そんな風に見られているなら、本当に心外で、残念です。」とのことでした。バスルート設定とバス停位置は密接な関係。現地を良く知る周辺の皆さんの判断はいかがでしょうね。
前町長の判決は 9月26日(金) 岐阜地裁 です
綱紀粛正懇談会 設置の見込み
「もうガマンできない高富町民の集まり」の皆さんが議会に提出した請願を受けて、綱紀粛正特別委員会で審議が続けられています。また、課長、課長補佐を中心に、役場もプロジェクトチームをつくって研究中です。さらに、9月議会には、町民の皆さんの意見を直接聞くために、民間の皆さんに懇談会を作ってもらって、町の案を作る際の参考意見を聞くための補正予算(計画では10人・年度中に会議4回、その報償金として24万円)が提案されています。
内容が極めて幅広く、しかも特殊なので、役場の目に適う人だけでなく、意欲と意識のある町民を公募していくことが望ましいと思いますが、皆さんはどのようにお考えですか?委員の公募は、今、各地の自治体が取り入れている手法です。
ダイオキシン を 拡散させる?
プラスチックなどを不十分な温度で混ぜて燃やすと、ダイオキシンの発生が
最も多くなることが分かっています。そして、学校での簡易焼却炉による焼却が、ダイオキシンを周辺に撒き散らし、児童・生徒を危険にさらし、加えて土壌に蓄積させているとの指摘もあります。
山県郡では、美山のゴミ焼却場で郡内の家庭・事業所などから出る生活ゴミ、粗大ゴミを焼却、埋め立て処分しています。ここは郡内の事業所(高富・9、伊自良・1、美山・16)から出る廃プラスチック、廃ビニールについても個別に契約を結んで受け入れていましたが、今夏突然、受け入れストップを通告しました。もし、事業所が各工場の簡易焼却炉で廃プラなどを燃やすことになれば、周辺環境は大変なことになります。行政が率先・共同して、リサイクルを誘導する方策を検討するとか、何らかの方法があったと思いますが、一方的通告とは“無策”に映ります。これらについては9議会一般質問で確認します。
一般質問 時間が 1時間に 延長!
新しい町長になって、最初の定例会です。議会の多数を占める会派の発案で、一般質問の持ち時間が一人1時間に倍増しました。「議会の活性化のために」「今のやり方では、テレビ写りを第一にしたパフォーマンスでやる傾向があるので改める」などの理由とのこと。今まで、30分の持ち時間では少なく、私は時間切れが多かったので、かねてより時間の延長をと要望していました。それが、やっと実現したわけで、他の議員の皆さんに本当に感謝しています。