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  新しい風ニュース 2006年分 


新しい風ニュース NO177

 やまがたの環境とくらしを考える会(通巻214)
    岐阜県山県市西深瀬208
├FAX 0581-22−4989

なんでも相談  どの政党とも無関係の 寺町 ともまさ
  2006年6月16日
  HP ⇒ http://gifu.kenmin.net/teramachi/
 メール ⇒  tera-t@ktroad.ne.jp
  私のブログにアクセスするには 「てらまち・ねっと」 で 検索してください
 

  山県市の職員による横領事件が発覚

 山県市の職員による横領事件が発覚しました。 
「有線テレビの加入料(5万2千円)と、利用料の一部を、何度も金庫から持ち出し、2人は、一時保管金庫から430万円持ち出し、1人は、テープなど資材470万円相当を持ち出した」(新聞等)。
そして、市民の方4人から市議会に右のページの請願を出して欲しいとの要請があり、私が紹介議員となって、6月13日に議長に提出しました。
同日の議会運営委員会で、20日の本会議で追加提案、紹介議員の提案の趣旨説明のあと、質疑を行い、21日10時開会の総務委員会に付託する方向が合意されました。
 総務委員会のみなさんの審議を期待しましょう。

山県市における不祥事根絶のための措置を求める請願書

                             2006年6月13日
 山県市議会議長 久保田 均 様
             請 願 趣 旨 
 このほどあきらかになった山県市職員による公金の横領事件は、自治体合併後、間もない市民にとって大きなショックであり、市民として心を痛めています。
合併前の旧山県郡三町村時代から、公務員による不祥事は、決して、少なくありません。
 旧高富町では、不祥事が顕著であったことなどから、職員に関しては倫理規程、町長と議員に関しては倫理条例が制定されていました。しかし、合併後、この制度は山県市に引き継がれていません。
 また、今回の横領事件に関して、行為職員の氏名などすら明らかにされておらず、市民の間では「身内意識のあらわれだ」などの会話もされています。山県市の懲戒関係の条例や規則には、不祥事、非違行為などに関して、公表基準すらないと聞きます。
 市長は、お詫び文において「綱紀粛正と倫理観の醸成に努め、市民の信頼回復に不退転の決意で臨んで参る」としています。市の全体を掌握する市長及びチェック機関とも両輪ともいわれる市議会には、二度とこのようなことのないように、事実の解明と市民への説明、そして対策を講じていただきたく切望いたします。
 そこで私たちは、不祥事を根絶し、市民の信頼を回復するために、議会及び行政が速やかに下記の措置を講じられることを求めて、地方自治法第124条によって、以下を請願いたします。
              請 願 項 目
1.今回の事案の詳細を市民にあきらかにすること。
2.山県市の条例や規則に、不祥事、非違行為などに関して、公表によって抑止力が作用しかつ市の説明責任の果たせる実効を期待できるところの、「事案及び氏名等の公表基準」を定めること。
3.山県市の公務員による不祥事をなくすため、行為の類型によっては罰則も規定したところの、次の条例を制定すること(必要に応じて併合条例はあり得る)。
  (1)常勤職員の倫理条例
  (2)非常勤職員の倫理条例
  (3)常勤特別職としての市長及び助役の倫理条例
  (4)非常勤特別職としての議員の倫理条例
            請願者 もうガマンできない山県市民の集まり (4名連名)
 

 【近況】 2月以来、この新しい風ニュースの発行がされず、「どうしてる?」と思われたかもしれません。市や議会、まちのことをお伝えすることを滞ってすみません。(2年前の母に続いて)今年1月に父が他界し、いろいろと複雑です。そろそろ、復活いたします。よろしくお願いします。      なお、インターネットの私の日記・ブログ 「てらまち・ねっと」 は、毎日多数の人がご覧くださっているようで、嬉しいです。時には、コメント(ご意見の書き込み)なども頂いています。あなたも、ぜひ、ご覧ください。
  
3月議会の一般質問から

   市の施設の不法占有問題と市の損害、その後の対応

 旧美山町の施設が不適正な利用をされ、諸費用なども市が払っていておかしいとの指摘があり、一般質問でとりあげました。
 市は、既に立ち退き要求し、一部の返還も求めていると答えました。
 しかし、その額なども中途半端に思え、法令の範囲できっちりと請求するよう求めました。私のところには、質問の報道などを見て、市民の方からも、「とんでもない、どうなっている」と声が届いていました。
 この6月議会で、市長から、話し合いが折り合わないので、立ち退き要求と未返還分を請求する訴訟を提起したいとの議案が提出されました。
《質問要旨》 
 私のところに、自治体合併前の美山町時代から、既に使用をやめていた公的施設を民間に無料に近いくらいで貸しているとの指摘があった。調べてみて、その使用に関して、当然の使用料や電気代などが納められていない。
 そもそも、不法占有(使用)であるにもかかわらず、旧美山町そして現在の山県市にまでそれが継続している。長年のこの事態は、行政の怠りであり、損害も多大であるにもかかわらず放置されている。そこで問う。
   (以下、12項目の質問。詳細はHPをどうぞ)

   答弁は改めて掲載します。
                          

  山県市のゴミ処理、単独か、岐阜市と共同化か

 山県市は現在、県のゴミ処理広域化計画にのっとって、山県市民の一般ゴミ(生活ゴミ)を岐阜市の焼却施設に委託することで、広域処理(岐阜市の1/3分と山県市分)しています。が、2010年に岐阜市との委託契約が終了します。
 その次の計画について、山県市がコンサルに委託して経費試算などしたところ、岐阜市と共同で建設・運営がもっとも経済的であることが判明しています。
 焼却施設建設とその後の20年間の運用・維持費は、山県市議会の答弁では、岐阜市との広域処理の場合の山県市の負担は合計49億円、山県市単独の場合の山県市の負担は81億円と出ています。
 岐阜市にとっても、財政が厳しい中で広域処理のほうが経済的であることは同様のはず。
 しかし、山県市(長)は、岐阜市と一緒に組むと施設用地を山県市内で出すよう求められるし、地元の同意を得るのが大変だから「山県市単独処理」がいい、というあまりに安易で無責任な考えです。旧美山町内にある粗大ゴミ処理施設の敷地内に山県市単独で建設し、運営することを選択しました。今、美山現地の環境アセスメント着手と事業計画の仕様書づくりに入る段階です。
 住民監査請求は3月10日に行いましたが、監査委員が5月8日付けで棄却しました。
 私たちは、山県市単独事業の差し止め、もし強行した場合には、岐阜市と広域処理した場合に要すると考えられる費用(49億円)を超えた部分(81億円−49億円=)32億円の支出は市長や職員個人が市に弁済すること、また、国は県や市に対して、「広域処理のほうが効率がよい」と指摘していることから、もし、合併特例債(交付税約12億円)や交付金(約9億円)が受けられない場合はその分を山県市が独自で拠出することになるので同額を弁済すること、などを求めて岐阜地裁に提訴しました。

 なお、監査委員の監査結果中には、今年3月28日、市自治会連合会から山県市単独のゴミ処理施設の建設を積極的に進めて欲しいとの要望書が提出されている、とありました。
 
 ところで、左のページの一番下の新聞の記事をご注目ください。
 現在、山県市が焼却を委託しているのは岐阜市の西北部にある「掛洞プラント」です。
 岐阜市議会の6月14日の一般質問では、「宇野邦朗環境事業部長は、『焼却施設においても、掛洞プラントが老朽化しており、早急に次の施設を建設しなければならない。喫緊の課題ととらえて対応したい』と答えた」と報道されています。
 次期プラントの建設が両市の急務な課題。コア100万都市とか。政令市をめざすという岐阜市、周辺のとの協調は不可欠。岐阜市、山県市とも仕切りなおす努力をして欲しい。