市議会が選挙公報の条例案を可決!
2003年12月28日
皆さん
「新しい山県市に選挙公報を実現する会」
事務局長 寺町知正
山県市の選挙公報の条例制定のことの報告をさせていただきます。
11月19日に市役所に請求代表者7人の連名で、請求しました。
私たちの請求の開始をきっかけとして、市は「山県市選挙公報の発行に関する条例」を制定することを決め、12月2日(火曜日)に行われた議会全員協議会で条例案の説明をしました。3日開会の12月市議会で正式に条例案が議題とされました。
議会は最終日の19日(金曜日)の本会議で条例案を可決しました。
来年4月の市議会議員選挙で、初めて選挙公報が発行されます。
署名へのご協力、ありがとうございます
議会に条例案が出されたことで、「ま、署名はいいや」と考えられた方も少なくないと思います。
私たちは、直接請求の手続きを進めることもできましたが、同種の条例がすでに制定されている以上、請求しても「いまさら新たな条例(実質的に改正)は必要ない」、として否決されることは確実です。
つまり、市の提案の条例を受け入れざるを得ない、ということです。このことは、12月23日(火)の朝刊にニュース9号として、市内全戸にご案内しました(もっとも、通常いれる「月曜日」でなかったこと、年末でざわついていたこと、その日が休日であったこと、などからご覧になっていない方もあろうかと、思います)。
可決された条例は、【私たちの提案した条例よりは何点かで後ろ向といわざるをえない】し、【住民の条例案が正式に議案になる前に後ろ向の市長案を通してしまうということは、直接請求権を侵害しているおそれが強い】、という問題があります。
が、何はともあれ、「選挙公報の条例」ができたことは、喜ばしいことです。
議会審議や市の話では、次のようです。
◆条例で定める配布期限は「投票日の2日前(金曜日)」であるが、万が一のことを考 えて最終期限を遅くしてあるだけで、実際には水曜、木曜までには配り終える。
◆配布方法は、現在はシルバーの方にお願いしようと予定しいてる。
◆配布方法について、各戸への配布と新聞折り込みの併用は検討中。
◆公けの場に備え置くことは条例に明記はないが、市役所や公民館等には配置する。
つまり、こちらの強いアピールもあってか、運用としてはかなり希望に近い線です。今後は、実際に私たち市民の希望がかなえられることを期待します。
以上のような状況を前提に、正式に、直接請求の手続きを中止したいと思います。 署名にご協力いただき、ありがとうございます。
署名簿を郵送していただいたり、届けていただいたりした皆さん、ありがとうございます。また、カンパをいただいた方、ありがとうございます。
ところで、お手もとに収集した署名簿をお持ちの方も少なくないと存じます。この署名簿については基本的には集めていただいた方のご判断にお任せすることになります。ただ、せっかく集めた署名簿を捨てたり焼いたりは心苦しい、という方が多いのでは、と推測いたします。そのようなお方におかれては、事務局までご返送いただければ(もしくは、「取りに来い」とご連絡いただければ)、本件直接請求関係の他の書類や届けられた署名簿とととも一緒に保管しておきます。
以上のようなことで、皆さんのご判断をお願いいたします。
この署名簿の整理を最後として、《新しい山県市に選挙公報を実現する会》は活動を収束いたしましょう。
最後に、今後についての寺町の私見を述べます。
ニュース9号の裏面でも整理しましたが、市議会の議員のモラルがかなり低下しているようです。市長側も自主的に、毅然とした職員モラルを向上させる意識が乏しい、と感じられます。
土木業者の不正やこれを仕組んだり、あるいは放置している市政の問題の指摘なども届いています。
元高富町長の汚職事件の再発防止の対策は何ら取られておらず、「今の入札や業者との関係は、山崎高富町政よりももっと悪い状態に戻ってしまった」と話してくる関係者がいるほどです。
大局的な“まちづくり”とともに、これらの問題の解決も必要です。
そこで、年が改まったら、しばらく休んでいた「寺町ともまさの“新しい風ニュース”」を復活させようかと考えています。当面、月に2回〜3回くらい、月曜日の朝刊の新聞折り込みでお届けしたいと思います。皆さん、是非、月曜日の朝刊をご注意いただき、ご覧ください。また、お知り合いの皆さんにもすすめていただければ幸いです。
何かございましたら、お気軽お声をかけてください。
ご意見をお寄せください。
では、また、何かの折まで、失礼いたします。
〒501-2112 山県市西深瀬208 寺町知正(ともまさ)
TEL・FAX 0581−22−4989