平成15年度 山県市、道路除雪、路面凍結防止対策実施要領(案)

 降積雪時・路面凍結時に、安全且つ円滑な交通路の確保を目的とした、除雪・凍結防止対策を実施する。

『道路除雪』
【体制・業務】
 積雪時には、山県市基盤整備部建設課に除雪体制組織の<本部>を置き、積雪状況の把握、除雪作業の指示等を行う。
 委託業者は、積雪量により自己の判断及び本部からの指示により除雪作業を行う。

                  指示
基盤整備部建設課<本部> ====== <委託業者>
                報告
【範 囲】
 除雪路線はあらかじめ指定した通学路・生活道路及び別途本部から指示する路線とする。

【指 揮】
 <本部>
 山県市基盤整備部建設課長(以下「本部長」とする)が指揮をとる。

【情報の収受】
 <本部>
 除雪に関する情報は、建設課備え付けの「除雪等情報収受簿」(別紙1)に記入し、速やかに本部長に報告する。

【出動の決定】
 <本部><委託業者>
 気象、積雪の状況、除雪出動基準等を総合的に判断して、待機・出動を決定する。

【出動基準】
(基準観測点)
 出動の基準となる積雪量を把握するために基準観測点を設ける。(別紙2)
 出動の基準とする観測点は、担当エリアの最寄り箇所とする。

(積雪量)
 積雪15c m以上

【除雪業務】
(出動)
 <本部>
 警報発令時及び予報等により降積雪が予想される時には、速やかに待機・出動し、積雪状況の把握等の業務にあたる。

 <委託業者>
 基準観測点での積雪が出動基準に達した場合、委託業者は基本的に自己の判断により出動する。なお、本部より待機の指示があった場合は、即時に出動できる体制をもって待機する。

(パトロール)
 <本部>
 本部職員は、随時、市内の積雪、除雪状況の把握を行い、パトロール終了後、「降積雪・除雪状況確認簿」(別紙3)に状況を記入し本部長に報告する。

 <委託業者>
 委託業者は、随時、担当エリア内の積雪状況の把握を行い、出動の遅れがないように留意する。
 除雪作業中においても、除雪機械の稼働状況、積雪量を把握し、効率的な除雪作業が行えるよう努める。

(除雪作業手順等)
 <委託業者>
 ・担当路線の除雪作業がより効率的に行えるよう、作業手順、使用機械等を熟慮し、計画的な作業に努める。
 ・除雪作業を行うオペレーターは、可能な限り熟達した者を選任し、事故防止、高効率作業に努める。
 ・対面通行が可能な道路の場合、可能な限りすれ違いができるように除雪する。
 ・作業中、水道・下水道マンホール等の道路構造物の破揖には十分な配慮をするとともに、事前に担当路線の調査を行う。
 ・除雪路線に路上駐車車輌や植木鉢等の障害物があり除雪が不可能な場合は、速やかに本部に連絡し、当該箇所を避けて作業を続行する。
 ・除雪作業中の車輌は、黄色灯を点灯させ、「除雪作業中」の標識を取り付ける。

(記録等)
 <本部>
 ・観測点(別紙2)の積雪量を概ね2時間毎に計測し、測量用スタッフ等を用いた写真記録を行う。
 ・除雪作業状況の写真記録を行う。

 <委託業者>
 ・作業前後に、作業機械毎のタコメーター・アワーメーターの写真記録を行う。
 ・作業中2回以上、作業状況(作業機種が判別できる)の写真記録を行う。

(報告)
 <委託業者>
 ・除雪作業終了後、速やかに作業機械の種類及び作業時間を本部まで電話もしくはFAXにより報告する。
 ・除雪作業終了後、1週間以内に「除雪作業日報」(別紙4)を提出する。

『路面凍結防止』
【出動基準】
(出動)
 <委託業者>
 路面状況、気温、天候、風等により、凍結が予想される場合には事前に散布を実施し、朝の通勤時間(午前6時)までに作業を完了すること。

(散布基準)
 4時間程度先の気温が0℃〜−7℃程度の場合
   → 20〜30g/平方メートル
 気温が上記より低い場合
   → 25〜50g/平方メートル

(報告)
 <委託業者>
 ・作業終了後、速やかに作業時間及び凍結散布剤使用量を電話もしくはFAXにより報告する。
 ・除雪作業作業終了後、1週間以内に「凍結防止剤散布作業日報」(別紙5)を提出する。

☆ 作業分担は別紙のとおり。

【本部連絡先】
 山県市基盤整備部建設課
  ○ TEL 0581−22−6832(直通)
    FAX 0581−22−2118